早朝散歩に出た。
なるべく人と出会わない道を通るんだけれど、なんと中学の同級生にあった。そういえば、ここは彼の家の近くだ。
話がはずんだ。初めは、共通の趣味である畑のこと。その後同級生のこと、だれだれが死んだなんて話。病気の話は、まるで多さを競う自慢話のようだ。お年頃ですものね。
そして跡継ぎ、お墓のことども。お年頃だ!彼も若くして弟をなくしたらしい。
世界情勢(笑)にも及んだ。彼曰く「戦争ってなくなっていくんだと思ってた。なのに増えてる感じだ」
確かにねえ。私も青年の頃、ぼんやり戦争ってなくなるんだと思ってた。東西冷戦が終わった時、世界平和が来るんだと思った。それが中々そうならなかった。
2人の共通認識「俺たちはいい時代に生まれ、いい時を過ごせた」
家に帰って畑仕事。3本こ(漢字不明、備中ぐわ)を振るって荒おこし。その後鍬で耕って、畝立てをする。夏野菜を植える予定だ。
朝食後、少し休んで、午後9時南相馬に出発。スタンデイングである。
これは今日の写真ではない。カメラを忘れた。今日は6名と比較的多かった。実はこの場所も嘘。この道路の反対側に立つ。ここに工事の大きい看板が立ってるためである。私はその対角線上の交差点に立った。ひとりで、である。どうもねえ、私は、昔から群れるのが嫌いなのかもねえ。
車の人の反応が良く見える。まあ殆どは、なんだ?と不審者という顔だ。ひとりだけ、歩道を歩いてきた若い女性が黙礼をして過ぎていった。
持ってたプラカードは、以下の三つ。
代わり映えのしない3つだ。近頃新作がない。
一番上は興味があっても、下の二つに興味を持つ人がいるか、あやしい。
同級生は、日本(国)の借金を気にしてた。今後どんどん人が減る。減った人でどうやって返すのか?って。そうだよね。心配するのが当たり前だ。
前にも挙げたことのある、戦前の国債残高推移(表題が消えちゃったけど)
1944年、国債残高総額1076億円、その年のGDP745億円、GDPの144%の残高。
おいおい、1944年とは、昭和19年。敗戦前年だ。
近頃「新しい戦前」なんていう言葉がはやったらしいが、戦う前に敗戦してるんでは?笑っちゃうな(笑)
まあ、現代経済学者や評論家(の一部)は、国債を国内で消化しているから大丈夫というんだろうな。永久公債なんて手もあると聞くが、どちらも、いずれは返さなくちゃいけないんだろ。
本気で考えろよな。学者・官僚・政治家、あれ、国民もか?・・・考えろよな。
そういえば、私メ、若かりしとき(笑)、高校生の「借金返してよね!大人」という投書に刺激されて、このブログで、本気で考えたことあったっけな。借金の返し方がわからず、回答が中途半端で終わったまんまだ。
脳みそが衰えた現在、もう回答は無理、このまま消え去ろう(笑)ごめんね。
第一、その記事を探したけど見つからない。近頃記事一覧が見られなくなった。情弱と加齢による面倒臭さ。
可能性の高い、ちと悪い(笑)想像はしておきます。
大増税かハイパーインフレ(ひどいインフレ)で借金解消というシナリオ。
そうか、あの時の高校生も、大学出てすでに社会人だな、主権者だ。どうするかも、君たちの手に、少しは渡したつもりになってもいいかな。
個人金融資産が、政府の借金激増に比例して、大きく増えている。これが頼りだと思うなあ。(返さなくていい、の考えの根拠でもあるだろうね)
いっぱいある人が応分の負担をする(所得税の累進課税率強化、総合課税制導入とか相続税強化とか)―そのためには、ない人も負担する、例えば消費税増税(生活必需品軽減税率とか貧乏な人に消費券給付とか現金給付とかの手当てをしつつ)
勿論、使い方も工夫が必要。米国のための軍拡なんてダメ。少なくとも、元の防衛費GOP1%以内で、それで長い間(日本経済強かったころ)やってきたんだもの、弱くなった今、防衛費倍増なんて狂っているぞ。防衛費充実しなくて、最悪、尖閣くれるぐらいで、外交でやれよ。米国の口車に乗るな。もう乗りすぎてるぞ。
増えた税収を若者・子育て・科学技術開発・頑張る企業応援・頑張る自治体・頑張る個人応援等々に使え。オット、昔がんばった老人も捨てないでね。頑張らなかった人も頑張れなかった人も、悪(わる)も、皆々「健康で文化的な最低限の生活」保障は忘れないでね。大事にされれば、されていると感じれば、みなそれぞれそれぞれの場面で、それぞれの素質・能力・趣味・特性を発揮して、頑張ると思うんだ。
内部留保ガンガン増やしている大企業に、研究費減税(税収減)なんてしなくていい。(国の税収減について、今日の朝日新聞)
まあ、研究費だから国の施策として、減税もいい。しかし、内部留保の半分は、現金なんだから(有効に使ってないのだから)、法人税増税で良い。(内部留保がリーマンショックみたいな危機に対応する金としても)もし、企業が赤字なら取らないんだからさ。
これかな、俺の回答は。(返さなくていいは、俺の回答にはありません)
こういう考えを担う政治勢力があればいいんだけどね。・・・作るほかないね。
さて家に帰って、気になるテレビを見た。NHK+で、あと二日の「シェアー16歳の命の繋がり」(題名不正確)である。
15歳の小山田優生さんが、白血病にかかり、余命宣告を受けていて、それでも、TIKTOKなるSNSに、動画を配信した話である。(TIKTOK見られる人は見たらいいと思う)
その動画は、可愛い元気な女の子が、可愛い服装でダンスをしているものである。
健康に見えた。でもこれは病院で、闘病生活をしながら作ったのだという。
あとで父親が、実際の姿ーー痛さに苦しむ優生さんの動画を配信している。
言葉にならない。・・・死の床に苦しむ15歳が無理に元気を出して発信する、すごい意志の力だ。すごい人である。普通は、動画だけなんだけど、医師に「助けられない」と言われたときは、文章を書いた。
小山田優生さんは、自分に手紙を書いている。その中に「多くの人を救えてますか」
「ゆうさん、優しく生きてますか」と書いている。
彼女の動画は、病に苦しむ50代の人や孤独に悩む40代の人や18歳の人や15歳のひとを力づけている。
彼女の死後、その動画のホロワーが増えたのだそうだ。その動画で別な動画を作り公開している人もいる。それがまた人を力づけている。すごいことだ。
小山田優生さんは、16歳で亡くなった。
しかし君は、十分に生きた。そして今も多くの人の心に生きていると思います。