恐るべしネット社会/国債残高増恐ろしや

13年乗ったプリウスの買い替えを考える時期を迎えた。あと1年車検はあるが、聞くところによると、車種によっては、納車に一年以上かかる場合もあるという。そこで新年早々乗り換えを考え始めた。これが難しい。新築の家同様、いろんな条件が複雑に絡む。

 

電気自動車かハイブリッド車かガソリン車か、また軽自動車か普通車か、新車か中古車か、大きく言ってもこれだけの選択肢がある。

 

プリウスを下取りに出すか、売り払うかで、まずどのぐらいの値が付くか概要を調べようとして、ネットで調べ始めた。ところが、それを知るには電話番号と住所を知らせないといけない。ちと、いやな気持であったが、車にしか使わないというので、電話番号と住所を記入した。

 

まあそしたら、すぐ電話が来た。トップはあの〇ックモーター。その後続々ときた。恐るべし。うるさいので、2時間後登録を取り消してもらった。その後、ネットで何か見ると、車買い入れの情報がどこに行っても付きまとう。恐ろしや。こんな調子じゃ、俺の何かの情報なんか、きっとダダ洩れなんだろうな。

 

俺は、俺を、知らない人に知られたくない。

 

会社が金儲けのため個人データーを集めるのも気持ち悪いが、政府が個人データーを集めるのは、気持ち悪い以上に、怖い。

 

マイナカードにいろんな情報を紐づけという現政府の方向は、恐ろしく怖い。行政効率にはいいと思うが、効率ばかりを優先しては困る。他に大事なものがある。

 

・・・・

NHK+「国際報道」で、ドイツのショルツ内閣が揺らいでいるというニュースを見た。

世論調査では、不満が82%、満足が17%なのだそうだ。(岸田内閣と同程度、しかし、こちらは政権党の法令違反の問題という低レベル、恥ずかしや)

 

それを見てまた日本が心配になった。日本の国債残高の激増である。

 

ショルツ内閣は、コロナ禍で発行した国債の残りを農業関係への援助に転用したが、それを憲法裁判所が、違憲と断じたというのである。それでやむなく援助を縮小したことに対して、農業関係者などが不満を持ったというのである。

 

番組では、ドイツは敗戦後のハイパーインフレーションの反省から債務ブレーキ制度があって、国債発行が厳しく制限されていて、この憲法裁判所の判決になったのだそうだ。

 

残念ながら、債務ブレーキ制度についての詳しい説明はなかった。

 

しかし、日本も、ドイツと同じく敗戦後ハイパーインフレを経験し、国債発行は厳しく制限されていた。

 

ところがどうだ。高度成長が終ったころから、日本では、国債残高はうなぎのぼりだ。債務ブレーキなんて事実上ない。

 

下り坂の日本に、借金に対するブレーキがない。大丈夫なんだろうか。恐ろしや。

 

ネットで調べると、ドイツでは憲法に当たる基本法で、政府債務は、GDPの0.35%が上限とのことである。これは、どうやら毎年の予算での制限のようである。日本の場合

予算を認めるのは、国会だけれど、国会がブレーキになってない。

 

故に、GDPに対する政府債務残高の割合は、2022年現在、日本は、260%。ドイツは、66%。アメリカ120%。中国77%、英国101%、フランス111%ということになる。(世界の経済のネタ帳より)

 

他国に比べて成長力の弱い日本大丈夫か?

 

広島サミットに出席していた米国大統領が、議会で財政支出を認められないかもという事で、おろおろしてた姿を思い出す。

 

 

大丈夫か、日本。