麻生太郎は頭のいい人らしい。
女性の外務大臣に対して、その仕事ぶりを高く評価しながら、「そんなに美しい方とはいえない」とか、「このおばさんやるねえ」とか、セクハラ的発言をしている。根本には、政治は男性のもの、女性の価値は美醜という感覚があるのだろう。その感覚が間違っているのは当然であるし批判されなければならない。
しかし私は、なぜ今言うか?に疑問を持った。というのは、自民党(の一部?)議員・派閥の裏金作りに国民の批判が向いている時、別な方へ向けようとして麻生は、わざといった気がするのである。また、麻生は、影のキングメーカーとも聞く。岸田が危うくなり、次の有力な後釜の候補に、この女性外務大臣を据えようかと思っているのかもしれない。または、他の候補への牽制球。少なくとも、国民には注目される、そこを狙っていると思う。
とすると、麻生太郎は頭いい!と言えるかもしれない。いや政治的嗅覚がいいと言うべきか。
麻生の発言でもっともっと注目すべき発言がある。「中台戦争、あるいは中VS米台戦争が起きた時、それは日本の存立危機事態とみて参戦する」という発言である。
参照:
これについて国民も国会もマスコミもあまり注目してない。麻生がキングメーカーなら、日本政府の行動も中台戦争に参戦する可能性が高い。こちらをもっと議論しておかねばならない。
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その第一候補が、日産の軽電気自動車「さくら」である。地球温暖化の害悪がはっきりしている現在、できるだけ温室効果ガスを出さない生活が望ましい。
そう考えての電気自動車である。同乗させてもらった乗り心地もいい。安全装備もいい。見積もりを取った(ナビ・ドラレコその他付き)。312万である。軽とは思えない値段である。しかし、電気自動車である。
幸い、我が家は、屋根一体型太陽光発電パネルで10KwHの発電能力を持つ。(最大出力13KWH)新築時に車充電装置(200V)も取り付けてある。計算上、燃費もガソリン車よりはるかに良い。政府の補助金も50万円でる(東京都の場合これ+70万でるそうだ)
我ら夫婦、人生最後の大きな買い物という事で電気自動車を買うか?
ところがここに大きなブレーキが登場する。
満電の場合の走行距離である。公式には、130㎞~180㎞とあるが、実際は、どうも100㎞ぐらいらしい。
我らもう年老いて青森や秋田・岩手・山形・栃木などに車で行くことはあるまい。しかし、宮城県名取や福島県会津には結構行く。航続距離100㎞では無理である。途中充電しなければならない。それがむずかしい。ガソリンスタンドのように急速充電できるスタンドが少ない。急速充電の値段が高い(標準で言うと、毎月4000円支払いー使っても使わなくともである、一種の会員制か?)
これでは二の足を踏む。
そこでやむなく電気自動車を諦めて、軽のハイブリッド車を探している。
地球温暖化問題に対処して、電気自動車が主流になるべきで、また世界はなりつつあるように思われる。
そのためには、急速充電スタンドが、現在のガソリンスタンのようにならねば、電気自動車は普及しない。この点でも日本は世界に後れを取りそうである。
トヨタ系列の不祥事が世の中を騒がせている。その同じ今日の新聞に、トヨタがVWを抑えて4年連続世界一の販売台数という情報もある。
しかし、いつまでトップを維持できるか。ハイブリッドでは多分勝てた。しかしこれからは、電気自動車にかかっていると思われる。国内では、軽電気自動車。それは、急速充電スタンドの設置にかかっている。