GX脱炭素電源法は、原発推進法と言え

またかよ。呼称目くらまし作戦。

近頃成立したGX脱炭素電源法ことだ。この法の中味は、安全審査で停止している期間を営業運転可能にして、結局60年以上運転可能としたもの。原発は、ほんとは30年~40年で廃炉のはずだった。先の原子力基本法改正では、原発新設も可能とした。現存原発は、60年超運転、そして原発新設。これ、脱炭素に名を借りた原発推進だろう。

 

福島第一原発事故後、脱原発は国民合意のはずだった。いつから原発推進に変わったんだ。あの事故忘れたのか。

 

忘れる国民も悪いが、まともに原発推進の是非を国民に問わない政治も悪い。

 

言葉のごまかしは、うんざりだ。

 

核分裂エネルギー→原子力燃料を燃やす

武器輸出→防衛装備移転

敵基地攻撃能力→反撃能力

いやだいやだ。

 

まともに原発推進の是非を問え。

 

6月1日から電気料金が値上げした。

毎日新聞6月2日経済面では、「原発再稼働エリアは安く、月6000円広がる地域差」という見出しの記事があった。

経産大臣は、「原発再稼働が進む関電、九電は値上げ申請してない」という。原発再稼働で電気料金安くなるよ、と宣伝している。それをこの記事は、追認している。

 

しかしねえ、原発再稼働して ない中部電力も、値上げ申請してないよ。そこも書かなくちゃ。その辺分析してよね。政府の言い分のみ垂れ流しじゃダメだよ。ねえ佐久間一輝君、井口彩君(記事の署名者)

 

それにしても原発推進、いいんだろうか。あの過酷な福島第一原発(一F)事故忘れたのか。原発事故関連死者数2000名以上、忘れたのか。

 

原発は安いか?

賠償金は現在までで約9兆円。その金って、政府の機関が立て替えて、それを東電はじめ原発を持つ電力会社などが払っている。結局それは電気料金に反映され国民が負担している。

 

原発は、国策で推進したので、これまで多くの税金を投入してきた。今後も核廃棄物処理に多く金がかかる。第一どこに捨てるか保管するか、決まってない。

廃炉にも膨大な金がかかる。

原発は安いか?

その辺も本気で検証する必要がある。

 

原発は安全か?1F事故以前、安全と言われてきた。実はそうじゃなかった。地震大国日本、大丈夫か。

北朝鮮や中国やロシアと対立をあおる方向の政治は、原発への攻撃に責任を持てるのか。大丈夫か。法の支配(例えば、非戦闘員殺傷禁止=原発へのテロなど禁止)の方向に政治を進めなくていいのか。

 

私は、脱原発で、省エネ作戦と再生エネルギーで脱炭素社会をつくるべきと思う。

 

我が家は、高気密高断熱家屋・屋根一体型太陽光パネルオール電化で、昨年8月以来のエネルギー自給率は、今日6月3日現在159%である。(創った電気11892kwH、売った電気9556KWH、買った電気5446KWH、使った電気7469KWH)

 

うまく工夫すれば、再エネ・省エネで脱炭素が可能と思う。そちらの方面に財政(政府の金)と技術と精力を注ぐべきだ。日本は本来こういう事、得意なはずだ。