久しぶりに新しいプラカードを作りました。
入管法改正（悪）法案が参院法務委員会を通って、今日参院本会議で成立するというニュースを聞いて、昨晩慌てて作りました。
成立する段になって今更という気もしますが、自分の意思は、表明しておかないと思ったからです。
私は、難民のことについてあまり知識はありません。しかし難民認定申請中に母国送還を可能にするのは極めてまずいです。日本に滞在するための、ためにする申請もあると思いますが、同じ程度にいやそれ以上にホントの難民もいると思うからです。
そう思うのは、日本の難民認定率は、欧米に比べて赤面するぐらい極めて低いからです。ですからきっと、欧米では難民と認められる人はいると思うんです。そんな人を送還するのは、改正反対の人が言うように、命を取ることになる可能性もあると思います。
ネットで見た入管法改正賛成の鈴木某（名前忘れ）という人の理屈は、「長期の難民申請者の中には、少ないと思うけど犯罪者もいるからそんな不正を許しちゃいけない」という事のようです。そんな人もいるかもしれません。しかしそれよりはるかに多く、本国に送還されて、犯罪者じゃない（むしろ正義の）人が処罰される悲劇を作り出すと思います。
悲しいことに、この鈴木某のブログへのアクセスは、入管法改正反対の人よりはるかに多いんです。ここに日本国民の意識の低さがあるんじゃないかな。人権への意識の低さ。政府に反対（難民）できるのは、当たり前の人権という事への意識の低さ。
昨晩そんなことを思って寝ましたが、本日は、朝から雨で、雨だけならまだしも、風もあり原町のスタンデイングを断念しました。このプラカードは、地元の相馬で月曜日掲げたいと思ってます。
雨風の為、散歩も畑作業もできないので、小説を読みました。初めに内田康夫ですが、
途中でやめました。面白くないんです。次に薬丸岳の「虚夢」を読みました。これは面白かった。詳しいことは言いませんが、メインテーマは、「殺人者が精神疾患のため不起訴＝無罪になるのは（刑法39条）正しい事なのか」という問いかけです。重い問いかけです。とはいっても、読みやすくエンターテイメントの要素も十分です。えっと驚くしかけもあります。
ブログ知人のどなたかが薬丸を紹介してたと思うのですが、この一冊しか読んでませんけど、私もお薦めします。
