天気急変・長崎原爆忌・あ、そうと見過ごせない

寝過ごして朝5時、お墓掃除に行った。まだ昨年3月の地震被害から復旧してない。墓石が倒れている。「20万円で修理」は、きまっている。いつやるか、だけなんだけどお盆には間に合いそうもない。

我が家の東側の墓は、この20年以上ずっと荒れ放題。毎年盆前、私が手入れする。あの世で、このお墓の人が、我が家の祖先に「すみませんね」言ってくれていると思う。

 

さて今日は9の日。原町(南相馬市原町区)のスタンデングだ。ところが出かける寸前に雨。おいおい予報は、一日曇りだろうが。傘を持って出発する。原町までは23キロ。ところが天気はこの23キロで急変する。雨→晴れ→土砂降り→晴れ。まあ、原町で晴れだからよかったとしよう。もはや梅雨明け10日は過ぎた。

 

梅雨明け10日。懐かしいなあ、この言葉。

20代から30代前半、7月下旬の安定した天気(梅雨明け10日)を狙って、山登りに出かけたものだ。安達太良、磐梯山朝日連峰、飯豊連峰、尾瀬尾瀬には子供たちとも数回行った。もう、腰痛・坐骨神経痛・頸椎変形痛で無理だろうな。尾瀬なら何とかなるかな?

 

さてスタンデング。私含めて三名。風前の灯か?聞くと、長崎原爆忌にあわせてお寺で鐘をつくので、数名出かけているとのこと。なるほど。

 

原町から帰るとき、音声広報で「11時2分黙禱しましょう」と流してた。相馬ではそれはなかった。

そういえば、俺は知らなかったけど、相馬広報誌に「黙とうをささげましょう」と入っていたそうだ。それは、国民平和大行進相双地区委員会の申し入れとか、共産党の人が言っていた。

 

共産党は存在価値がある、権力を取ったら怖いけど、それは100%ないので今のところ、大いに勢力を伸ばしてほしい。できれば変身してもらいたいけど、まあ無理だろうな。

 

11時2分、私は帰宅の運転中なので、黙とうは心の中。・・・長崎か。も一度行ってみたい筆頭の町である。今でも毎日、長崎平和公園では11時2分、「原爆を許すまじ」の歌を流しているのだそうだ。昨年電話で確認した。長崎市役所観光課?の人がすぐに答えられなかった。調べてくれて有難いけど、当然知っているべきだろうに。これも風化か。

参考:過去記事

 

a0153.hatenablog.com

今朝の新聞で気になったこと。

麻生太郎の訪台中の発言。「戦う覚悟」「防衛力 台湾をまもるため」(毎日)おいおい、いつ日本は、日台軍事同盟結んだのか。米国だって米台軍事同盟なんて結んでないよ。日米どころか、世界中の国殆ど、中国は一つで北京政府が正統政府と認めてんだよ。(あの残念な)五輪の時の「チャイニーズタイペイ」なんだよ。第一、日中平和友好条約違反だろが。よく「日ソ中立条約を一方的に破棄して」なんてゆうけど、麻生君、ソ連のまねするのかよ。

 

外交には、いろんな筋書とメッセージがあっていい。その一つとして「台湾有事は日本有事」なんて言う人もいていい。しかしだ。安倍晋三麻生太郎は元総理だろう。よく言う「誤ったメッセージ」を送っていることにならないか。

 

俺がよく言う「領土問題は、国際司法裁判所の決定で決着付けよう」という呼びかけもメッセージとして、是非出してほしい。これには中韓ロいずれも絶対乗ってこないけど、世界には大いにアピールできる。万一乗ってきたら超しめたもの、裁定通りにすればいい。世界の紛争解決の模範となる。これは、東アジア集団安全保障(地域的集団安全保障、集団的自衛権=同盟ではない)の大きな手掛かりとなる。ま、司法解決は、それぞれの国の軍事勢力(軍人・軍需会社と関連政治家)が邪魔しそうだけどね。 

 

それとも、「あ、そう」君、本気でそう思ってんの?口先だけでしょ。えー本気?まじかよ。アメリカだってあいまい戦術(本気で戦うかどうかあいまいにしている)で対処してるのに。

 

きっと米国は戦わないよ。独立国と認めているウクライナが侵略されたって、経済制裁と武器援助しかしないのに、独立国と認めてない台湾を武力まで使って米国が守るはずがない。なのに、日本は、人口で10倍、GDPで3倍の中国とやろうというの?しかも独裁政権で、戦争に全国力を投下できる中国とやろうというの?台湾のために?

 

 

それ、米国の口車に乗って日本だけ損するよ。

 

まあ、麻生も口先だけだと思うけどさ。だからさ、敵基地攻撃能力保有なんてやるなよ。これは口先だけではなく、政府の実際の行動だからなあ。中国は「俺らの基地攻撃する?え、日本は、本気だ」と思うよ。結局もっと日本攻撃の能力を強めるだけよ。

 

一方、中国は台湾を手中に収めることには本気になるよ。清の時代以来中国領だし、「俺らに負けた蒋介石が逃げて支配した島だろ、しかも世界が、共産党政府が中国の唯一の政府と認めてるんだから、台湾政府はなくす」と。

 

麻生だって、軍事抑止力として「戦う覚悟」なんて言ってんだと思うけど、台湾には、軍事抑止力は効かないと思う。米台軍事同盟があれば別だけど。それはない。一方、中国は本気。ひどく残念だけど、長期の「台湾の中国化」は、香港同様止めることができないのではないか。前にも言ったけど、中国の損得勘定に訴えて、現状維持または平和的統一(高度な自治、無理だなこれは)へ説得するのがいいと思う。

 

もしそうなったら台湾人よ、来たれ日本に。中国共産党嫌いな人。特に先端技術者。

 

米国は、戦争やるかやらないかは、議会が決めるらしい、きっと議会は認めないよ。トランプ見てごらん。

 

強く言うのもいいけどさ、実際起きたら、尖閣とられるくらいで被害を最小に抑える

作戦は考えておこうよ。

 

やばいことに、日本は前科者だからなあ。

満州事変(いや、いつだっけかの、21か条要求以来かな)以来15年中国を侵略した前科者だからなあ。

 

イスラム法だっけユダヤ法だっけ、「目には目を」式に、中国にやられたら、大変だ。

 

ここは「日中共同声明」「日中平和友好条約」の線で行くべきだ。それと国際法の線で。麻生がバカ言う時には、別なメッセージをどこかから出すべき。例えば公明党。政府は、「コメントする立場にない」ではなく、「政府の公式見解ではない」ぐらい言っていい。

 

野党や司法が弱いのは、まずいなあ。「台湾有事は日本有事」(台湾で戦争が起きたらそれは日本の存立の危機である、という考え)は、安保法制があるからこそ成立する理屈である。

 

国民の過半と野党は、安保法制反対であった。その野党が今元気がない。「台湾有事は日本有事というのは、憲法違反」という野党が強ければ、中国へ別なメッセージとなる。司法(下級審でも)が「安保法制は憲法違反」と出しておけば、これも中国への別なメッセージになる。

 

こんなのもいいなあ。「明治維新~敗戦までは、日本の異胎であり、白村江や元寇等の短期間を除いて、ほぼ歴史上日中は協調していた」、と元総理が言うなんて作戦。天皇でもいいなあ。

 

すべからく、外交は二股三股かけて、あいまい戦術で、しかも最悪の場合を考えてやるべき。徳川政権と豊臣政権の両方に二股かけて兄弟を分けたのは誰だっけ。うーんと、

おもいだせない。そういうものだと思う。外交は。

 

55年体制下、社会党の存在は大きかったな。自民党軽武装専守防衛路線を、対米的に成立させたのは、社会党とその支持層とも言える。すべからく外交は、国全体のもの。昔の自民党は、裏で社会党に働きかけてたそうだけど(国対費?)賢かったなあ。

 

どう、岸田君。

立民や共産に裏で国対費でも渡して強くなってもらって、「いや、野党がうるさいので、軍事費2倍増は、無理・無理。GDPの1.2倍で勘弁してというのは。その方が日本国としてはいいと思うけどね。

 

最悪の場合、現状の「米国の覇権下の米国追従」から「中国の覇権下の中国追従」も可能性として考えておかねばならないと思う。

 

こうなると、日中平和友好条約は大切だなあ。そこには、日中とも東アジアの覇権を求めないとある。

 

またまた長くなっちゃった。