今年最後のスタンデイングに行ってきました。
12月29日に南相馬市(原町駅前)でもあるのですが、当日は来客の為、欠席です。
ですので、今日の相馬が最後のスタンデイングでした。
風が強く、ものすごく寒かったです。参加者は、5名でした。
久しぶりに新しいプラカードを作りました。子供たちに備えて平仮名を振ったのですが、子供たちは通りかかりませんでした。
あはは、もう冬休みでした。
岸田政権は、改革の名の下、日本学術会議を手なずけようと、介入しています。菅に始まった学問弾圧の悪政を完成させようとしています。
政権とは、多数派です(投票率50%ですから、実際は見かけ上なんですが)。多数派が正しいとは限りません。
かつては、地球の周りを太陽が回っていると思っていたのが多数派でした。でも間違ってました。
「満蒙は日本の生命線」と主張して大陸侵略をしましたが、満蒙どころか朝鮮・台湾・南樺太・南太平洋諸島を失った戦後の方が、日本は繫栄しました。
「満蒙は日本の生命線」という多数派の考えは間違ってました。
学問も間違うことはあるでしょう。しかし、学問は、政治上の多数派よりは正しいことに近づけるでしょう。学問の自由な論争の中で、正しい事に近づけるのだと思います。
政治上の多数派=政治は、学問に口出ししてはいけません。子供たちの教育についても、まったく同様です。政治=政治上の多数派は、学問や教育に口出ししてはいけません。
来年度予算の防衛費について、河北新報12月24日には、「総額6.8兆円(米軍再編費も含む)で、反撃能力(敵基地攻撃能力)を明記したことを踏まえ、長射程ミサイル取得など関連費用に、計1.4兆円」とあります。
防衛費総額6.8兆円は、公共事業費5.3兆円や文教・科学振興費4.7兆円を大きく上回ります。
私は、これをひどくおかしいと思います。公共事業や文教・科学振興費は、将来に役立つものでしょう。防衛費は、現状維持(平和維持)のためのものでしょう。重点の置き方が逆だと思います。
さて、平和維持のために、長射程ミサイルが必要でしょうか?
敵基地攻撃能力が必要でしょうか?政府は、敵の攻撃の抑止のため、敵基地も叩ける能力が必要と言います。「やったら、お前の基地も叩くぞ」、と言って抑止できるでしょうか。敵は「恐れ入りました。攻めません」とビビるでしょうか?
北朝鮮の基地は、移動式・地下式・SLBMです。すべて叩けるでしょうか?無理でしょう。叩けない基地から、核攻撃されたらおしまいでしょう。原発を狙われたらおしまいでしょう。テロ攻撃はどうですか。
中国はどうですか。北朝鮮よりも叩くのは難しいでしょう。中国奥地にも基地があります。すべて叩けると思うなんて、それこそお花畑でのお昼寝でしょう。
日本政府は、日米同盟で米国と一緒に行動し、米国の敵基地攻撃能力は圧倒的、故に抑止できると思うのでしょう。しかし、米国の攻撃能力でも、すべては叩けないと思います。中国も極超音速変動軌道のミサイルを持ちます。これらすべて撃ち落とせると思いますか。すべてを叩けなかったら、核攻撃や原発攻撃=核爆発にさらされます。
現実に米国は、強大な敵基地攻撃能力を持っています。それで中国は、恐れ入りましたとなっているでしょうか。
確かに中国は、現状で他国に武力攻撃はしていません。
それは米国の軍事抑止力のおかげでしょうか。私は違うと思ってます。武力攻撃をする理由がないからだと思うのです。共産党政権を維持するためには(それは自分たちの特権維持のため)、国民の経済生活を安定させるのが一番大事です。そのためには、経済の発展が必要で、それは武力では得られないものです。
ただし、台湾は別です、メンツと正当性(中国は一つ、台湾は中国国内の問題という正当性)で、武力を使う可能性はあります。
私は、米国は、核を持った中国とは最後は戦わず、日中戦争や中台戦争では、日本や台湾を見捨てて中国と妥協すると想像してます。その方が米国の国益にかないます。俺が米国大統領ならそうします。米国大統領になったつもりで想像してみませんか。今度台湾に軍事支援を強化する法を成立させましたが、見せかけです。5年で100億ドルだそうですが、100億なんて1兆円です。
もし、米国が台湾を独立国と認めたなら、私も、米国の台湾防衛を本気と思います。しかし、絶対そうしないと思います。ですから日本は、台湾問題に深入りするのはやめるべきです。台湾有事は日本有事なんて、米国に乗せられたノータリンだと思ってます。
一方、日本が敵基地攻撃能力を獲得すれば、敵もわが攻撃拠点=ミサイル基地・イージス艦等を即刻叩く作戦を練り、基地を隠し、基地の数を増やすでしょう。つまりは、抑止できないのです。結果は、果てしない軍拡競争です。この辺も、来年度の予算委員会で追及してほしいと思います。
敵にならない作戦を考えるべきと思うんです。
防衛費に回すお金があったら、文教・科学振興費や少子化対策にお金を使うべきです。
この河北新報によりますと、
「トマホークに2113億円、国産の地対艦ミサイル12式の改良と量産に1277億円、無人機関連に約2000億円、弾薬の経費に8283億円等計上」と言っています。
無駄がないか、これも予算委員会で厳しく追及してほしいです。
私は、防衛費増を無駄だと思っていますが、国民も各政党も多数派は賛成なようです。ここでも多数派が正しいとは限りません。
賛成派も国民もこの防衛費をどこから出すかを徹底的に考えていくべきです。
私は防衛費増に反対ですが、賛成の立場で言います。
借金(国債発行)では、防衛費増は、すべきでないと思います。
すでに政府はGDPの2.5倍の借金をしています。日本政府の財産(外貨準備高等)を突っ込んでも、GDPの2倍の借金です。(純債務)
借金は返さなければなりません。返すのは今後の人たちです。少人数になる彼等に、多人数の現在を維持するためのお金(防衛費)を負担させるのはまずいです。
ほんとに戦争になれば、比較にならない借金をせねばなりません。余裕は必要です(と言って現在もうすでに余裕はありません。)膨大な借金で現状の維持ができているのです。借金からの破たんがいつ来るか、それは近づいていると思ってます。ここでさらに借金しては、もっとひどい破たんなります。それは避けなければいけません。
となれば、増税です。どこからとるか、考えるべきです。防衛費増に賛成の国民が多いしかも増税反対の人が多いので、安易に借金に頼るのが心配です。それはあまりに無責任すぎます。今を維持する経費を、少なくなる将来の人たちに負担させるなんて、間違ってます。耐えられる負担増の範囲で、防衛費増をすべきです。
又長々と書いてしまいました。ここまで読んでくれた人に感謝します。
今年のブログは、これでおしまいです。ブログ知人の皆さま、良いお年をお迎えください。