森担当大臣を罷免せよ

特定秘密保護法担当大臣は、わが福島県出身の法曹資格を持つ国会議員である。

森大臣は、法律用語の意味を知らないか、誤魔化している。


その用語とは、「または」である。


特定秘密保護法4党修正案第12条の三の2の一にテロリズムを定義してこういう。


テロリズム(政治上その他の主義主張に基づき、国家若しくは他人にこれを強要し、
または社会に不安若しくは恐怖を与える目的で人を殺傷し、または重要な施設その他のものを破壊する活動をいう)

森大臣は、初めの「または」は、次のセンテンスまでかかり、殺傷した場合をテロリズムと答弁したが、これが間違いかウソなのである。

ウキペデイアの法律用語辞典を見ると、「または」は、並列を意味する用語とのことだ。

AまたはBは、AもBもという意味である。

つまり、この条文は「政治上その他の主義主張に基づき、国家若しくは他人に強要」することはテロだと言っているのである。


テロの本質は、暴力的手段を持って主義主張を強要することである。

上の条文は、暴力的手段に訴えなくとも、主義主張を国家や他人に強要すればテロだと言っているのである。

強要とはどういうことか、誰が強要と判断するのか。不明である。



ここにも、主義主張を取り締まる治安立法というこの法律の基本的性格が表れている。
本当に恐ろしい法律である。

この法律は、思想・良心の自由を結果として認めない憲法違反の法律である。
国民主権は、国民が情報を得ていることが基礎である。この法律は、結果として情報を国民に教えない。この法律は、国民主権を否定する憲法違反の法律である。


森大臣は、法律の基本知識を知らずに大臣をやっているのであり、(ほんとは知ってて誤魔化してると思う)罷免に値する。野党はこれを要求せよ。


以上のように主張するこのコラムもテロと判断される可能性がある。