原発裁判でやっと、裁判官の現場検証が実現した

以下のニュースは、朝日新聞福島県版から、

3月17日、福島地裁の裁判官3名が、原発事故被害の現場検証で、3名の原告(畜産業者、ピアノ教室経営者、原発から4キロ!に住んでいた人=それぞれ浪江町富岡町双葉町)の自宅を訪問し、話を聞いた。原発事故の訴訟としては初めてのことという。原告団のほか、被告の国・東電も同行したという。

この現場検証は、原発事故訴訟のうち「生業(なりわい)を返せ」訴訟の原告団が、ずっと求めていたものである。私もこの訴訟の原告の一人として、実源してうれしい。国も東電も裁判官もよく見てほしい。そして裁判官は、国・東電の責任を認めてほしい。

同じ紙面に、「南相馬の元酪農家が酪農を断念して、土地を太陽光発電に提供」という記事がある。運転開始式前の取材に対して、この酪農家は「全ての牛を見捨てて避難せざるを得なかった。2ヶ月後もどったら殆ど白骨化し、残りはいなくなっていた。線量が下がっても、同じ場所で酪農を再開するのは今でもあまりにつらい」と語ったという。

また同じ紙面に、川俣・葛尾・南相馬ホウレンソウ・キャベツ等の出荷制限解除という記事もある。原発事故後5年も経ってる今頃なんですよ。キャベツの出荷制限解除というのが。
私のところでも(原発から北約40キロ)、山菜(わらび・ゼンマイ等)は、まだ制限中です。キノコ・イノシシは当然ダメ。海の魚は、まだ試験操業中(検査に合格すれば出荷OK)です。

全国の皆さーん、(「ひょっこりひょうたん島」のドンガバチョ大統領のつもり)、原発を再稼働して、もし事故が起きたら、こんなことになるんですよー。かなり遠くてもですよー。

原子力規制委員会は、「再稼働の審査は、国際的にも厳しい新基準に適合しているかどうかを審査する、しかし、絶対事故が起きないとは、断言できない。断言することは、安全神話になる」なんて訳の分らん怖いこと、言ってますよ。

・・・政府は、原子力規制委員会が新基準に適合していると認めて、地元がOKすれば、再稼働いいんじゃない、なんてちょー、無責任なこと言ってますよー。しかも、20%より少し多く原子力に依存するのが、最適のエネルギー(源)配分なんて言ってますよー。


皆さーん、私らのようにならないようにねー。原発のある地元の皆さん、再稼働は認めない方が良いんじゃないかなあー。自分ばかりじゃなく、周りの皆に迷惑かけるかも。原発立地自治体周辺の自治体の皆さん、再稼働反対した方が良いんじゃないかなあー。迷惑かけられるかも。

全国の皆さーん、これ以上事故おきなくとも、原発動かせば、放射性廃棄物がもっと増えるんですよー。一体どうするんですか。この核ゴミをめぐって、こちらじゃ、押し付け合いの争いが起きてるんですよー。

子供たちに、あとは任せたと言うんですかーーーー?

そうか、再稼働したい連中は、自分や自分の子孫は(金があるので)、何かあればどこかへ逃げればいいと思っているのか。汚れた日本にゃ、住みたくないと。