昨日の党首討論で民進党の岡田代表は、「消費税増税延期、社会保障の充実財源は赤字国債」と言う意見を言った、とテレビで報じていた。
消費税増税延期はやむをえない。国会議員の歳費減・公務員への人件費減を含む行財政改革もやむを得ないだろう。防潮堤・道路等への投資も削減すべし。しかし社会保障費の充実財源を赤字国債と言うのは納得できない。赤字国債は、後世代へつけを回すことだ。もう十分つけを回している。これ以上増やすのはよそう。
アベノミクスで潤ったところもある筈だ。そこに負担してもらうのは当然だ。この何十年かで格差は大きく拡大した。お金持ちがもっとお金持ちになったのである。その人たちに、社会保障財源を、より多く負担してもらおう。
所得税の総合課税、累進税率強化、相続税・贈与税強化、株式配当課税の強化等を検討すべきだ。
お金持ちは、この世で、「一所懸命頭を使った、働いた」、「賢かった」、「努力した」、「運が良かった」、「何かを棄てる苦しみに耐えた」・・・からお金持ちになったのであり、お金を増やしたのだと思う。ホントに偉いと思う。ホントにそう思っているよ。
しかし、この日本で、多くの人の協力もあってお金持ちになれたのだと思う。
山の中で一人でネットで株の売買で利益を得た人だって、その企業を支える従業員がいなけりゃ、儲からなかっただろう。株の「売り」で儲けたということは、株価を上げてくれた何かのおかげで、「下げ」で儲けたんだろう。今日食ったコメ・野菜・肉、誰かの労働の結果だろう。
そこを考えて、富裕層の諸君は、より重い税を負担してくれ。どうせ100％死ぬんだから、天国・地獄には持っていけないんだから。子や孫に金を一杯残すと子や孫はろくでもないものになる可能性が高くなるぞ。
さて、民進党。以上の理屈（屁理屈？）を言って富裕層への課税を言えば、貧乏人の支持は得られる。若者の支持を得られるかもしれない。そうすれば、選挙で勝てるかもしれない。
馬鹿だな、何でそう言わないんだ。
君たち民進議員が自民議員と同じ金持ちたちだなんて知っているよ。だから言えないのも知っているよ。でも自分の利益で動く政治家なんて支持されないよ。
あーあ、こんなバカな民進党を支持しなけりゃならないなんて不幸だ。あーあ。
金持ち向きの政治は同じでも、自公政権の「平和主義破壊」、「自由や人権軽視」、「ルール（法の支配≒立憲主義）無視」、「独裁好き」より「少しまし」と思って、支持してやるけど、もっと考えろよな。あーあ。
