我等も安保条約≒日米同盟の見直しを考えてみよう

久しぶりに朝日にお目にかかった。いつ以来だろう。わからないほど曇りと小雨が続いた。

そのためナスやトマトやゴーヤは、元気がない。トウモロコシは多分まともに実はつかないだろう。

久しぶりに遠くの畑へ行った。草がぼうぼうで、チンゲン菜や小松菜はもうほとんど消えていた。虫に食われ、小雨にうたれおひさまに見放され、かわいそうな結果となった。

冬野菜の準備もしなければならぬ。雑草をとり、前の野菜の根っこをとり、石灰や牛糞をまいて耕運機でうなう。それから畝をたて、種をまいたり苗を移植したりである。その準備が、遅れているのである。

帰ってきたら面白いニュースがあった。

グアムで、独立も含めて「米領」という地位を見直そうという動きがあるんだそうだ。勿論、北朝鮮グアム島の米軍基地を標的にするというからだ。米国政治に参政権がないのに、米朝対立で危険な目にはあいたくないという気持ちはわかる。米国の決断一つに左右される。
翻って、わが日本はどうだ。日米安保条約とその深化型=日米同盟(誰が言いだしたものか、ごまかしと思考停止の言葉と思う)に、どっぷりとつかっている。

日本も米国政治に参政権はない。けれども日本も、米朝対立でミサイルの標的になるかもしれない。いまこの瞬間、米国が北の基地を攻撃したら、北もグアムを狙うだろう。あるいは、日本の米軍基地を狙ってくるかもしれない。
グアム同様、日本も、米国と北朝鮮に、平和的生存権が左右されている。それでいいのか。俺は嫌だな。

日本に米軍基地がなければ、北のミサイルに狙われる可能性はうんと低くなる。米国は、米国の利益で基地を置いている。いざとなれば米国は(日中衝突等)日本を守らない可能性もある。日米安保条約をいったん外して、日本の安全保障を考えてみたらどうだろう。

存立危機事態=(安保法制でできるようになった)と判断すれば、グアムへのミサイルを撃ち落とすことができると、防衛大臣は言う。それは、北朝鮮のミサイル攻撃にさらされることになる可能性が高くなる。北朝鮮の敵になるんだから。俺は、そんなの嫌だな。日本政府の判断で、あっという間に、われらの頭上にミサイルが飛んでくるかもしれない。

我等も、グアムの住民同様、米国からの独立=安保条約廃棄を考えてみよう。その方が安全だと、俺は思うなあ。これを検討する政治勢力が大きくなれば、米国も日本をなめた態度(日本の、「オスプレイ飛行中止要請」翌日無視を見よ。地位協定を見よ)を改めるのは間違いない。

安保条約は維持しても、安保法制は廃棄した方がよい。その方が安全だ。2015年以前に戻すだけだ。戦争に参加する権限を政府に与えているのが安保法制だ。戦争は嫌だ、といっても政府が戦争することになるのが安保法制だ。軍事抑止力は米軍だけで充分。安保法制に反対する声をあげよう。選挙では、安保法制に反対の党に票を入れよう。そうして、安保条約も見直しを考えてみよう。