「中国軍艦尖閣に最接近」について/もちつき

三日連続の朝日トップニュース関連ブログである。
内容は、
(1)中国軍艦2隻が、通常は200キロに常駐しているが、今月中旬尖閣から70キロまで接近した。国際法違反ではないが、日中軍艦の接近があり衝突の危険がある。
(2)日本側もこれを示威活動・挑発と受け止め、海上自衛隊護衛艦を派遣し監視活動をしている。
(3)この行動は、中国の習金平指導部の外交と連動し、日本側が領土問題の存在を認めるまで続くと日本政府高官は考えている。

これについて思ったこと。
(1)国民が冷静な対応をすることが大事と思う。すわ、侵略とか、軍事力増強とか、米国と軍事連携強化とか思わないことである。国際海洋法は、主権の及ぶ領海(12カイリ)の外側に、ある程度の権限の及ぶ接続水域(12カイリ)を認めている。両方で24カイリ、それは、44キロである。中国軍艦は、70キロまで接近したとのことである。中国は、「尖閣は俺のところだ」と主張しているが、今も日本の主権を侵してはいない。
(2)日本政府は、冷静な対応をしている。中国も米国も同様冷静である。約2週間後に日中米からの情報と言うことで何らかの形で漏らしているからである。
(3)ほぼ同時期、日中軍事関係者は偶発的衝突防止の交渉を進めている。ほぼ同時期、中国は防空識別圏設定の運用を緩和している。
ある面で強くある面でゆるくと言う、中国外交の一環としてのこの軍艦接近と考えうる。全体で考えていく態度が、政府も国民も必要である。
(4)中国民間船、中国海警、中国軍艦それぞれが接続水域に入った場合の対応、領海への侵入への対応も明確に決めておき、(多分決めていると思うが)、それを日本国民と中国国民・政府・世界にある程度示しておくべきである。防衛秘密と言うだろう。しかし、双方の国民が敵愾心を増大させると、両国政府も抑えられなくなる可能性もある。疑心暗鬼もまずい。それが最悪の戦争まで含めて、双方の損となる。
突然の侵略に対して、国民の冷静な対応が最も大事で、そのためには対応策をある程度示しておく方がいい。両国政府も軍関係者も相手がどう出ればどう対応なんて大体想像つくはず。秘密のレベルなんて低いと思う。勿論相手の出かたに対して幅を持って発表しておくのがいい。
(5)問題は、まだ尖閣である。最悪とられたとしても、それを利用した方がいい。「中国のやつ、日本が実効支配してるところを侵略した」と超ど派手に言えばいい。その方が国益になる。相手にとらせておいて、それを徹底的に国際社会に訴える、どうみても、この方がいいな。戦うふりして中国にとらせろ。罠と考えるべきだ。70年以前の日本の侵略と戦後国際法のかなり整備した現代の中国の侵略は、ほぼ相殺できそうだ。いや有利になるな。うまく中国にとらせた方がいい。俺はそう思う。
まあ、とられてもうまく利用すればいいと言うこと。頭にくる必要はない。
(6)上の効果を高めるためには、国際司法裁判所で決めようと提案するのが良い。問題の存在を認めることである。中国が拒否したらそれを大々的に宣伝すればいい。国際司法裁判所が中国のものと言えば、諦めればいい。日本のものと言えば今まで通り。中国がこれを不服と言うなら、これを世界に訴えればいい。これからは情報戦だ。中韓ともそれを仕掛けている。負けられない。
この作戦を有効にするためには、日本国は、「日本に関係する国際紛争は、国際調停の各機関の裁定にゆだねる」という原則を世界と中韓露政府と同国民に再宣言(宣言は日本国憲法)するのである。こうしておけば有利に行動できる。中国が国際司法裁判所での裁定を受け入れれば、韓国・ロシアが苦しくなるだろう。彼らは拒否しているのだから。中韓の分離が出来る。いいねえ。日本が今より強い態度に出ても、正当化できる。「俺らは裁判所で決めようと言っている。なんで裁判で決めないんだよ!」と言うことが出来る。心配する必要はない。竹島北方領土尖閣も裁判では日本が有利な感じがする。まあ、最悪全て失っても領土問題は解決したことになる。裁判等で決めた実績が残る。これは大きい。今後何かの問題が出ても、裁判で決めたと言う実績が効く。世界の模範となれる。えばれるぞ。超超最悪の場合、まだ、防衛力では世界トップクラスの自衛隊がある。

あーあ。今日もまたおんなじこと言っちゃった。嫌になるなあ。もうしばらく安全保障関係は言わない。


今、もちつきをして、つきたての餅を食べました。勿論、杵と臼でですよ。実は、電動のもちつき機があるんですよ。でも毎年臼と杵でもちをついています。準備も片つけも大変です。しかし、ポンポンと景気がいい音がします。何故杵と臼か。大した由来があるわけではありません。ずっと昔からそうしていたからと言うことですかね。

この杵と臼は、もう60年以上前のものです。正確にはわかりません。私が物心ついたころからありました。臼は傾いているうえ、安定が悪い。削り方は不ぞろいです。杵は打突部分が4つ割状態です。(写真を載せれば、見た人はびっくりするでしょう。)どうしてかと言いますと、・・・私の祖父・父の時代、我が家はひどい貧乏でありました。死んだ母が言うには、ある時、臼と杵売りが来て、「弟子に作らせた不出来なものだけれど買わないか」と言うことで、とても安く買ったのだそうです。それをずっと昔から使っています。


つきたての餅はさすがにうまいです。あんこもちとお汁もちを食べました。うまかった。杵からはがれた小さい木片がはいっていることもあります。・・・さてこれで、正月を迎えられるぞ。おっと、お掃除と正月のおせち料理の準備がまだまだだあ。

ブログ知人の皆様、コメントくださった皆様、アクセスしてくださいました皆様、ありがとうございました。良いお年をお迎えください。