仙台で叫んできたぞ

昨8月9日、「SEALDs東北」主催の安保法案反対のデモに参加してきました。
その報告をします。


(仙台では写真撮影に失敗したので家で撮ったもの)
気の早い私は、4時集合なのに3時20分ごろに集合場所に行きました。いた人は30人前後かな。主催者の学生がほとんど。マスコミらしいグループがカメラと長いうでのついたマイクで学生を追っていました。私のそばには「赤旗」の記者がいました。なかなか人数は増えません。こんな数で大丈夫かな。

15分くらい前、主催者の注意事項や指示が流れるころになりますと、人も集まってきました。どうも学生以外が多いようだ。

近くでママさんが主婦の「反安保法制」集会のビラを配っていました。そしたら、学生が「それはやめてください」と止めました。
一段と人目を引く美しい中年の和服女性がいました。あれは何だろう。見ると「安保法案反対学者の会」?というプラカードを持っていました。学者が連帯の挨拶に来たのかな?

挨拶が始まりました。東北の女子学生のあいさつに続いて、東京のSEALDの挨拶、そして院生の挨拶。しかし、美しい中年女性の挨拶はありませんでした。いつの間にか姿も見えなくなりました。何か主催者側と話をしてたようなので、多分SEALDs以外の組織名のプラカードはお断りということで、いなくなったのでしょう。

・・難しい問題です。
市民にアピールするには、組織名を示すことににより「こんな人たちも同じ考えなのか」というデモンストレーションになるか、それとも組織名を示すことは、市民を排除することになり、運動を広げないことになるか、難しい。まあ個人個人ということで、いいことにしとこう。

さて、デモが始まりました。「憲法守れ」「子どもを守れ」「未来を守れ」「勝手に決めるな」「屁理屈言うな」・・・・太鼓に合わせたコールが心地よい。「安倍普三から日本を守れ」「安倍晋三から平和を守れ」…という長いコールは、その通り!と言いたいが、どうもリズムに合わせにくい。「学生だって黙ってないさ」は、「年寄りだって黙ってないぞ」と言い換えて叫んだ。
しかし、同志(同じ気持ちの人たち)の老若男女とともに自分の意思を叫んで歩くのは、とても心地よい。いいなあ。いい、俺は生きている。

デモ隊が仙台一番の中心街、東一番町へ入りますと盛り上がります。声がアーケードに反響します。市民が驚いた目で私達を見てます。これこそデモだ。3列のデモ隊がいつの間にか6〜8列になります。迫力があります。ところが後ろの梯団?が近づきすぎて、両方で何を言っているかさっぱり分からなくなりました。「憲法やめろ」、「自由を言うな」・・・あれー安倍ジャン。(笑)

デモは最終コースに入りました。青葉通りです。緑が濃い。左側の路上で我らを支援するする弁護士と警官が何か言い合っています。弁護士が自分の「弁護士」という腕章を警官に示しています。あれは何を言いあっているのだろう。ふと苦い青春の思い出がよみがえります。

デモは駅前で自然散会しました。主催者側が「留まらないでください」と言います。なるほど通行人の邪魔になる。パトカーが「早く散会してください」、うるさいなあ。

今回のデモは、500人から600人の参加者でした。どうも学生より、学生以外が多いようでした。中高年が多い感じがしました。男性よりは女性の方が多いかも。

カンパを集めていた女子学生が目元を赤くしていました。だれかが温かい言葉をかけたのでしょう。(俺も黙ってカンパしたぞ、「大切に使わせていただきます」という言葉をもらいました。ありがとう。)

くたびれました。6月の国会前集会の時よりくたびれました。デモはくたびれる。しかしチャンスがあればまたいくぞ。

今回一番なるほどと思ったプラカード
「最大の悲劇は、悪人の圧政や残酷さではなく、善人の沈黙である」(キング牧師