また悲しいニュースが流れました。

仙台でわずか2か月の乳児が餓死だそうです。逮捕された母親の供述では、だいぶ前から「ミルクを買うお金が無くなっていた」のだそうです。実父と一緒に生活しているということなので、いったいこの父親何してんだろうと思いました。

ほんとの事情は分かりませんが、「お腹すいた、喉が渇いた」と泣き叫ぶ乳児をほおっておけるものでしょうか。誰かからお金を借りたらいいのに、あるいは公的機関に保護を求めたらいいのに。こんなこと簡単なことだろうに。どういうことだろう。

 

昨日原発から避難して相馬・新地に住んでいる人と相馬市民の交流会に参加してきました。第2回目だそうです。まだ気持ちを語り合えるという段階ではありません。情報交換会という感じです。これにとどまれば出席者も減っていくのではないかと思います。

 

そうはいっても、私もその情報交換の情報提供をした側です。私は相馬市玉野のメガソーラのことについてです。申し訳ないことです。環境影響評価への意見の締め切りが迫っていることもありまして、お話させていただきました。

 

その交流会で講談師神田香織さんの話を聞きました。福島県出身で芸人9条の会に入っているのだそうです。講談「はだしのゲン」「チェルノブイリの祈り」「フクシマの祈り」等の簡単な成立経過や内容の話がありました。

印象に残った言葉

バンザイクリフに立ち、民間人の自殺の場面を想像し、勉強して反戦の想いを持った

〇講談で「反原発をやると仕事がないよ」と言われたが、やっている。その途中で故郷福島が原発被害を受けたのは極めて残念

〇芸人の仕事は、権力も批判の対象とし庶民の声を届けること。スカッとさせること

〇あきれ果ててもあきらめない。笑いで免疫をキープするのが良い。嘘笑いでも良い

 

知らない人でしたが、話を聞いて彼女の講談を聞いてみたいと思いました。特に「チェルノブイリの祈り」は泣きそうです。

 

地元相馬のスタンディングに行ってきました。とても寒い風が吹いていました。参加者は4名です。

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昨日は、東京・大阪・札幌などで安倍辞めろというデモがあったそうで、それに連帯したつもりで、私は「うそつき首相はいらない」というカードを掲げました。

真ん中のプラカードは、ドイツでの反原発のシンボルなのだそうです。ATOMKRAFTというのが原発で、NEIN DANKEというのがいらないというのだそうです。そういえば大学時代ドイツ語をとってました。英語のノーサンキュウですね。思い出しました。これにはドイツ人のサインがあるのだそうです。

ドイツでも原発反対運動が弱くなると、メルケル首相が原発維持の方に傾くという危機感をもっていて原発反対の運動が続いているのだそうです。

 

日本国民の過半が原発反対なのに、再稼働がどんどん進んでいくのは、やはり声をあげる人が少ないからでしょう。日本国民の民主主義の弱さを感じます。