少雨と少子化対策

いやいや雨が降らなくて困った。

 

畑は、かぱかぱ。耕すと、すなけむりの状態。とうとう4日前から畑に水をくれることになった。「一度くれると、野菜はそのつもりになって成長するので、雨が降るまで水をくれ続けろ」とは、農業改良普及員の亡義父の遺訓(笑)。それで毎日、水汲み爺に変身している。早く雨が欲しい。

 

♪♪雨雨ふれふれお野菜が、畑で乾いて泣いている ざあざあざあざあうんと降れ

♪♪雨雨ふれふれ じいさんが小川で水汲み腰痛い ざあざあざあざあうんと降れ

 

こんどの地方選は、俺の応援する立民・共産・社民は、俺の畑同様、日照り状態だ。大分は何とか、と思ったがダメだった。

 

一方、維新の躍進が目立つ。俺は自民より維新が嫌いだ。身を切る改革とか言って、実際は公共を軽視している。公共は弱者を救う面が大きい。維新は、強いものはより強く、弱いものは「自己責任で切り捨て」という方向にあると判断する。

 

それは、自民の大勢と同じと思う。維新が強くなっても意味がない。

 

昨日のスタンデイングで、共産党員と目される人にこの選挙について聞いたが、あれこれ理屈をつけて、負けを認めない。それ、悪い癖と思う。

 

棄権の人が投票してくれるよう、立民以下工夫してほしいものだ。

 

この国政補選で自公が勝利し、内閣支持率も上がったそうだから、サミット後の総選挙も早期にありうるかもしれない。維新・旧N党を除く野党頑張れ。

 

与党が総選挙で勝利するためには、少子化対策・防衛費増の財源をどう確保するかだそうだ。そうだろうなあ。

 

しかし、このどちらも、どの政党が考えても、誰が考えても、難しい問題だ。

 

俺は防衛費は現状以下で良いと考えている。工夫をせよ。足りない分は外交戦略で、尖閣を中国にうまい具合に取らせるという手もある。

 

防衛費のための増税も借金もダメと思っている。そのため専守防衛に戻すべきと思っている。

まだ借金の少なかった1990年代にもどせ。1999年周辺事態法以前(日本の周辺で米軍の後方支援可能)に戻すべきと思っている。

少子高齢化・経済停滞に対処する借金を増やしながら、(金がなくなりつつあるのに)金がかかる防衛行動の範囲を広げていく愚行をしてきた。防衛範囲をむしろ狭めるべきだった。

上はいつものプラカード。スタンデイングは6名参加。

 

・・・・

高齢者増はやむを得ない。小説や映画のように殺すわけにもいかない。少子化が問題だ。この数十年自民党政府もわかっていた。しかし、それを止められなかった。

 

どうすればいいのか。

今後何十年も耐えるしかないか。時々の現役世代は大変だ。後ろに続く者なし。

外国から多くの若者を呼び込むか。米国や欧州みたいに。呼び込む魅力はあるのか?

江戸後期のように3000万人で定速運転。これもいいかも、これだと自然は壊さないな。

高齢者の活躍は必然。賃労働・ボランテイア・家事育児。ただし邪魔にならぬように。

 

さて少子化対策について気になる記事を見た。毎日新聞22日 伊藤智永「約束されている失敗」という題のコラム。

 

この約束された失敗とは、現内閣の少子化対策のこと。コラム内容は次の通り

国連人口基金は、現内閣の各種手当・給付は、少子化に対して効果に乏しいと指摘

②多くの国が出生率の数値目標をあげているが、数値目標の効果は続かないという

少子高齢化のトップ2は日韓で、特別コラムで3ページ特集。その表題は、「職場や家庭における女性に対する期待が、結婚率と出生率を新たな低水準へ引きずり込んでいる」

④女性は、勉強・進学・就職・老後のための投資・老親介護、合間に結婚・出産・子育て・いい母親であれ、・・・指図の多い生涯を送る。

⓹同基金のカネム事務局長は、「出生率目標など、権力者が女性の出産能力を道具として考えるのは危険。夫・義父母・国家と言った家父長的社会構造で女性の身体が押さえつけられてきた慣習に終止符を打つべき」という。

⑥家父長的社会構造の名残である戸籍制度を廃止すべき。

国連人口基金の指摘①~③⓹はその通りと思う。④は、筆者の指摘だろうと思われるがそれもその通りと思う。

⑥はコラム筆者の主張と思う。戸籍については、考えたことがないけど、戸籍制度が女性の身体を押さえつけているんだろうか?

 

ネットで見ると、夫婦別姓の賛否と絡んで戸籍制度の賛否も意見が分かれている。元?維新の橋本弁護士は、戸籍廃止論者。

 

俺は戸籍廃止とか考えたことない、よくわからぬ。⓹で言う通り、確かに女性は男より、社会に要求されることが多い。戸籍制度をなくせば、女性が自由に生きられるのなら、なくせばよいとは思う。それは少子化対策になるのだろうか。少子化対策にならなくとも、女性が自由であった方がいいだろう。自由であれば結婚や出産もしなくなるかもしれない。それでいい。つまりは結果としての少子化は是とすべきなんだろうねえ。

 

 

俺たち団塊は、現戸籍制度のもと270万の出生数。昨年は、同じ現戸籍制度のもと80万を切った出生数。戸籍制度って出生数に関係あるのかなあ。

 

 

毎日の伊藤智永記者どう考える?