ブログ知人のよんばばさんご紹介の村山早紀「さやかに星はきらめき」を借りに図書館に行った。ところが、図書館に着くと、著者の名前も題名も忘れ、村だけ思い出して、以下の本を借りてきた。折角なので読むか、とよんだ。
全く脳みその衰えには困る。
村田沙耶香「地球星人」~宇宙人から見た人類=地球星人とは?
3人の異星人が、自分が○○〇星人だと目覚めていく話。荒唐無稽と言ってしまえばそれまでだが、人類が人類を、異星人の目で見るのも大事だろう。
「人間工場」、「DNAの奴隷」、「人類の繁殖本能」「食人」等、発想が面白い。
ナチのユダヤ人虐殺、ユダヤ人のガザ人虐殺、古今東西の民族浄化行動、原爆投下などはどう見えるのかな、異星人には。
村田沙耶香「しろいろの街の、その骨の体温の」
中学2年の女子の自己回復と言うか自己実現の話し。勿論sexを含んでの自己実現。
小学5年と中学2年の時の話しなのであるが、まあ、女性の友人関係の恐ろしさよ。中2では、男の中学生も含めて、その友人関係の複雑さよ。学級内のスクールヒエラルヒーというものが、どういうものかが生々しく描かれている。とても嫌な世界だ。
私は、経験しなかったのだろうか、忘れたのだろうか、よくわからない。きっと、忘れたのだろう。
以上昨晩書いた。
昨晩は、孫が極珍しく一緒に寝ると言ってきた。2回目である。彼女を昔話で寝せた後、こちらは眠れずに、
思い出しちゃった。
小学5年の時、クラスに嫌われ無視された女子がいたこと。Kさんは、丸眼鏡で小さくていつも汚い恰好をしてた。おどおどしてた。一人ぽっちだった。給食なんかない時代だ。男の子たちが昼ごはんの時彼女に何か言ってた。きっとひどい弁当だったのだろう。
俺はどんな態度であったか。遠くから望見という感じだったのだろう。俺はもともと、孤立気味。あまり友達がいなくとも平気な方だ。
Kさんのことを、母に言ったことがある。そしたらなんと、土方をしてた母の、土方仲間の子だった。母は言った。彼女の家の話し。なんか、親父が怠け者でのん兵衛で、彼女をいじめるのだとか。
ある時、彼女と何かの当番になった。話はほとんどしなかったが、ひなたくさい嫌なにおいがした。そのことを母に言うと、「そんなこと言ってはいけない」と言われた。
その後の記憶はない。6年生では別クラスだった。その後どんな人生を歩んだんだろうか。
おっと、また思い出した。彼女は、再婚した母親の、連れ子だった。(母がそんなことを言っていた。当時俺はよくわからない、大人の話しと思った)
6年生では、逆な差別があった。背が高くて運動が出来て、美人で勉強の出来たAさんが、男たちにいろいろ無視され、意地悪もされた。Aと話すと、話した人が仲間外れにされるというルールが出来上がった。
男たちの「高嶺の花」への接近を警戒する相互監視だったのかな。
俺は、どういう態度であったか。彼女への淡いあこがれがあったと思う。接近したいとは思わなかった。かまう側にはいなかった。でもかまわれるAさんが喜んでいるかなとも見ていた。
Aさんには、普通に接していた。何も気づかない幼いふりをしていた。多分。
そのせいかもしれないが、そうでないかもしれないが、まったく目立たない地味な俺が、6年最後の学級会長(今は学級委員長というのかな)にされた。どういう手続きであったかは忘れたけれど、最後は投票で、最多得票を得た。おふざけの気持ちがあったのも間違いないと思う。
立派ではないが、何とか重要な役をやり遂げた。
卒業後、先生が家に来て「○○君(俺の本名)ってホントは、力あるのね」と言ってくれた。ほんとだろうかと思った。それでも、指導的立場は嫌いだった。今でも苦手である。
しかし、人はどうして、差別したがるんだろう。違いを探すんだろう。どうして似たような仲間を作りたがるんだろう。皆それぞれでいいじゃないか。いやだなあ。