「日本の国家破産に備える資産防衛マニュアル」を読んで

橘玲という人の本。

感想の第一は、分からなかったということ。8割方分からなかった。中高生時代、数学など、なんでそうなるの?とわからなくて自分の頭にがっかりしたことを思い出した。嫌な気分。


感想の第二。
分からぬながらも、安心したこと。
アベノミクスがうまくいった場合でも、うまくいかなくてデフレ不況でも、国家破産に向かう初期の段階までも、「普通預金」が資産防衛に良いというので安心した。
国家破産までには(起こるとしても)、まだ時間があるのでそれまで、国債ベアファンドとか、FⅩとか、プットオプションとかわかるようにしよう。・・・へへへ・・・
まるで、「テストまでまだ時間があるや」という高校生だね。

感想の第三。
40歳サラリーマンの標準的資産ポートフォリオが、2000万の不動産と人的資本(働いてお金を稼ぐ力)と図表であらわされていることに恐ろしさを感じた。

65才の人のそれは、不動産2000万、年金3000万(死ぬまでもらう年金の総額)、金融資産1500万とある。

40歳の人が、職を失ったらどうなるのか。不動産しかない。恐ろしいことだ。首切りとはよく言ったものだ。仕事がその後も見つからなきゃ、生活保護か。それを受けなけりゃ生きていけない。


感想の第4。
国家破産をしちゃいけない。国家破産すれば、不動産も年金も金融資産も人的資本も壊される。
金融資産は、どうやらうまくやれば、資産防衛ができるらしい。しかし、40歳の人は金融資産がない。俺の勘(理論と知識がないので、勘としか言いようがない)は、アベノミクスは、国家破産への道のような気がする。それははじまっちゃった。・・なので、軟着陸を望む。失敗したけど、この程度ですんで良かったなあ、ぐらいで終わってほしい。