原作と映画の違いー永遠の0ー

(先入観忌避もの故、未読・未観賞の人は注意)

今日仙台市泉の温泉施設に行ったところ、その施設は、なくなっていた。ナビでいったのに。この古ナビめ。そこで名取まで戻って映画を見ることにした。「かぐや姫」か「武士の家計簿」が、どちらも午後4時ごろからだ。仕方なく「永遠の0」をみた。

そこで「永遠の0」の映画を見た感想を書く。

①軍艦の好きな私にとって空母赤城(多分)をCGで見られたのが良かった。

②原作にある戦争経過の説明や戦争の基本の説明が映画にはないのが良かった。

③原作に比べ宮部に接していた軍人たちの違いが明確で良かった。原作では、しゃべりが同じで奇異に感じた。

④やくざが原作よりぴったり来た

⑤戦闘経過の局面は、映画で表現するのが難しいと思った。原作の方が明確である。

⑥宮部が壁で縮こまっている姿がぴったり来なかった。

⑦私の本での感動の中心が、特攻が一矢報いるところなので、もっと成功させるのが難しいことを強調してほしかった。

⑧⑦と同じ理由で、米国側から見た原作の最後の場面が欲しかった。水葬と写真の場面。

⑨姉の恋人の話が私は好きなのだが、映画に入れるのは良くないかもと思う。

⑩何故宮部が生をゆずったか。原作でも映画でもやはりいまいち腑におちなかった。宮部の能力であれば、宮部も大石も助かったのかもと思うゆえ。

⑪確かにあの状況で「命が惜しい」と発言するのは、勇敢である。臆病では決してない。

⑫原作にある「所詮男と女の仲と思うか」と言う言葉が欲しかった。

⑬やはり映画は見るべきではなかった。どちらかにすべきだな。印象を消し合う故。