南相馬市議会が安保「廃案」の意見書を可決

今朝の(7月3日)の朝日新聞の福島浜通り版を見ると

南相馬市議会が2日、安倍内閣が5月に閣議決定した「国際平和支援法」と「平和安全法制整備法案」の廃案を求める国の意見書を可決した

との記事があった。

意見書では、この2法案を「歴代自民党政権憲法上できないとしてきたことをあっさり踏み越え、アジアと世界に不戦を誓った憲法9条を立法によって破壊し、戦後日本の国のあり方を根底から覆すものと言わざるを得ない」と批判、「廃案にするよう強く要請する」
としている、とのことである。市民団体からの陳情で提出され、総務常務委員会で審議ののち採択され、本会議で議決された、とある。

私もこの意見書と同じ考えであり、南相馬市議会の多数が同じ意見と言うことは心強いことである。このような動きがおおきくなればいい。このニュースのすぐ下には、市長が企業誘致の失敗で、給料を減額すると言うことがある。

ところが、昨日のNHKのニュースでは、市長の給料減額のニュースは伝えたが、安倍内閣の安保法案廃棄要請決議のニュースには触れていない。NHKの政権寄りの姿勢が鮮明である。
NHKには、番組編成権があるが、私はNHKの見識を疑う。NHKよ、もっと真面目にやってほしい。市長の3カ月10%給料減額のニュースと市議会の安倍安保法制への反対意思表明とどちらが大事か。今国会の最大の焦点は、安倍安保法制のはずである。これに反対する意見が一地方の議会といえど、議会で表明されたわけだ。それは大きいニュースと思う。このニュースを流さないのは、おかしい。
NHKの編成権は認める。しかし、少なくともこうはいえるのじゃないか。給料減額も大事だろうけど、意見表明も大事と言える。どちらも流す、このくらいらいことをすべきじゃないか。NHKもいい番組がある。だから俺も視聴料ははらっている。しかし、こう政権よりだと、払いたくなくなる。