ヨーロッパで感じた農民や労働者の権利

題名のような大きい話ではありません。
私のヨーロッパ旅行の小さい経験で感じたことです。

パリからモンサンミッシェルに向かっていた時です。ガイドさんが、「今情報が入りまして、ノルマンジー地方(モンサンミッシェルも含む地域)で畜産農家が価格値上げのストライキをやってまして、道路が封鎖されているようです。それで遠まわりで行きます」と言いました。フランスの旧街道のような村々を繋ぐ道路を通って行きました。それが、それぞれの村には、必ず教会があって、きれいに家を飾っていて、良い雰囲気のところでした。

2時間行きますと、またガイドさんが「こちらでは、2時間運転したら30分は運転を休むと言う規則がありますので、30分休憩します」
すごいなあと思いました。私がバスで東京に出てくる時、運転手さんは5時間20分の運転の間、15分休憩を2回とっただけでした。

この30分の休憩はスイスでもドイツでも同じでした。フランクフルト空港への道ゆきでも
、ガイドさんが間に合うかなとか道路が込んでないといいなとか言う状況でも、がっちり
30分の休憩は取りました。

考えてみれば、安全が第一なので当然のことだと思います。日本の方が労働者の権利や利用者の安全を軽視していると思います。

さてモンサンミッシェルへの話に戻します。ガイドさんの判断では、どうやら道路の封鎖は解除されないので、封鎖された先は、モンサンミッシェルまで歩くことになりそうということで、この30分の間に一晩分の衣服等をキャリーバックから運びやすいものに入れることにしました。

(道端で衣服の詰め替えをしている)

(道路のモンサンミッシェル=道路封鎖)

実際行ってみたら、道路は封鎖されていて、結局私達はぞろぞろ荷物を持って、モンサンミッシェルのホテルへ歩いたことでした。次の朝もバスのところまで歩きました。

ヨーロッパでは日本より、農民や労働者の権利が守られていると思いました。