今日も寒い

NHKへの『閉会中審査』放送要望」へ協力いただいた皆様、ありがとうございました。残念ながら、放送されませんでしたが、どこかには、なにがしかの影響はあったのじゃないかなと思っています。

今朝の朝日新聞を見ますと、「閉会中審査」の件、結構詳しく出ていました。当たり前ですよね。世界7位だか8位の実力組織即ち軍隊のコントロールの問題ですからね。現場の事実(戦闘状態)を隠蔽しては困ります。政策を誤まります。(ミッドウエーの大敗北を、帝国軍隊と帝国政府は隠ぺいしました。これが隠ぺいの始まりでした。そして政策の誤りは、悲惨な結果となりました)
新聞を見ても、誰がどのレベルで隠ぺいしたのか、はっきりしません。これは、臨時国会を開いて徹底的に解明する必要があります。二度と事実が隠され、政策を誤らないようにするために。

新聞の同じ一面に怖いニュースが出ています。「防衛相『存立危機』言及」ということです。
具体的には、小野寺防衛大臣が国会の質問に答えて「北朝鮮によるグアム島攻撃は、日本の存立危機事態に当たる可能性がある」と答えました。

存立危機事態というのは、昨年から効力を発した安保法制の一つ「改正武力攻撃事態法」で決められた考え方です。「存立危機事態」と政府が認定すれば、日本が直接攻撃されてなくとも、米軍と一緒に武力行使が可能となります。例の集団的自衛権の行使です。

北朝鮮は、グアムの米軍基地周辺海域をミサイル攻撃する場合、日本の島根・広島・高知県上空を飛ぶといっています。小野寺大臣の発言は、「日本は、このミサイルを撃ち落とす可能性があるということ」を北朝鮮にも言ったということになります。これは、米国がこの攻撃を、自国への攻撃と判断し、反撃した場合、日本国が、北朝鮮の完全な敵になるという宣言です。日本も参戦するということです

この宣言が、北朝鮮の軍事行動を抑止する力の増強になるか?北朝鮮の攻撃を受ける可能性を高めるか?、参戦していいのか?が考えどころです。小野寺防衛相の発言は、危険な発言です。北朝鮮を挑発する発言といえます。そのような発言ができないよう、改正武力攻撃事態法は廃棄すべきです。

それにしても、米国が北の脅しのミサイル攻撃にどう反応するか、米国はプライドが高い。米国が反撃する可能性がないとは言えない。そんな場合、日本には、打つ手がない。安保法制が成立している現在では、存立危機事態の認定をしないよう、政府に働きかけるしかない。(政府も「慎重に検討」なんて時間稼ぎをするのではないか、そのうち限定的戦闘で終わるのじゃないかと希望的観測をしています。)まあ、北朝鮮も米国が本気で攻撃すれば一気に消滅するとは知っているだろう。グアムへの脅しミサイルはないのではないか。そう思ってます。

猛暑の続く地方の人たちには申し訳ないですが、このところ福島県浜通り宮城県沿岸部は、気温が低い状態が続いています。

昨日は、最高気温が、22度しかありませんでした。今日も15時現在、「これまでの最高気温が20度」とNHKのお天気情報にあります。夏はどうしてしまったのでしょう。今日は、朝から霧雨です。散歩も農作業もできません。私の夏野菜も心配です。

昨日散歩しながら、今年の米作は、不作だなと思いました。ちょうど稲の穂の出る時なのです。江戸の昔であれば、大飢饉・餓死の世界だったでしょう。昭和初年であれば、欠食児童、娘の身売り、、一家離散の世界だったでしょう。21世紀の現代日本では、日本全体でコメが不作でも困ることはありません。外国から輸入すればいい。コメが食えなくとも、パンでもうどんでもラーメンでも食える。

しかし、これでいいんでしょうか。コメを作っていない田がほんとにいっぱいあります。畑も同様です。今世界では、飢えている人が多数いるのに、パンの原料を輸入してていいんだろうか。彼らの食い物を奪ってないのだろうか。今後地球人口は激増します。食料不足が、世界の貧困地域で激化しそうです。そんな中、数千年来、維持し発展させてきた、優秀な日本の水田農業を、こんな状態にしておいていいんでしょうか。荒廃田畑と不動産投資のアパートの乱立とに。

在りし日のフランス王朝の王妃が、言ったとか言わないとかの、あの有名な言葉「パンが食べられなきゃ、ケーキを食べたら」を思い出しました。

寒いから、午後4時から、晩酌をはじめた。(とかなんとか言って飲み始める)