昨朝、畑の草むしりの後、散歩に出た。5時30分頃である。久しぶりに朝日がさしている。いつ以来だろう。気持ちが軽い。昨日までの草刈り作業が終わったことが大きい。
今回は、草刈り機で苦戦した。草刈り機のスターターが戻らなくなり、修理のため分解してみたら、かえってどうしようもなくなった。・・・結局買い替えた。DIYを標榜する富良野のPolonさんのようには行かない。
上は市道と池の境、下は池の中です。葦は2メートル程度です。この池は福島県指定史跡(相馬氏の居城を守る中堀)なのですが、県も市もほとんど何もしてくれません。年一回11月にシルバー人材センターに頼んで刈るだけです。行政に頼ってばかりもいられないので、ボランテイアで月1回強、年7回 刈ってます。
上が壊れた刈り払い機です。12年活躍したので彼も満足でしょう。ご苦労様でした。下は新旧の刈払い機です。2万と800円しました。
県か市が出してよね。この機械代と燃料代ぐらいは。労賃はボランテイアということでチャラでいいからさ(笑))
宇多川土手に出る。水量はいつもより多い。このところの梅雨の影響だ。この20年相馬は大きな洪水にあってない。しかし当地方でも、いつ線状降水帯側が停滞するかわからない。この宇多川上流遠くに玉野がある。
先週6日(土)、相馬市の玉野公民館で「玉野メガソーラー発電所」の会社側説明会があった。環境影響評価書の説明である。
(会社の環境影響評価(アセス)準備書に対して、心血を注いで(笑)A4版4枚にびっちり意見を書いて提出したが、県の環境影響評価審査会は、あっさり会社側の評価書を通した。残念無念である。法令の不備を改めて思う)
「一矢むくいん!」と玉野公民館に出向いた。太陽光発電のため、森林をおよそ80haも伐採するのである。洪水の心配が増える。そのため設置する災害調整池をいつまで維持するかをしつこく聞いた。会社の返答は、「地権者会の皆さまとも相談して後日返答」とのことだ。
(この説明会で事業費が300億円と会社側が言った。収入は20年で600億である(確定)。300億の儲けとなる。年15億である。どんなことをしてもこの事業をやるという意思を感じた。事業が終れば調整池を放置する可能性がある。)
川土手のすぐそばの家に、公明党の選挙ポスターが、張ってある。「小さな声を聴く力」とある。公明党が自民党と組んで政権を維持してもう久しい。公明党は小さな声を聴いてきたろうか。極めて疑問に思う。少なくとも安倍政権下、小さな声は無視されてきた。格差拡大、非正規労働者の激増(労働力流動化政策)、生活保護抑圧、実質賃金低下、どこが小さな声を聴いているんだろう。一番簡単な話、沖縄は日本全体では小さな声である。公明党は自民党と一緒に沖縄の声(辺野古新基地反対)を圧殺している。小さな声なんぞ無視しているのである。
自民党の暴走にブレーキをかけているというんだろうが、かかっていない。公明党が野党であれば大いに暴走を止められたはずである。残念である。
公明党がかつてのように野党であれば、現在の自民党は政権を維持できなかったであろう。少なくとも暴走は出来ない。選挙で公明党≒創価学会の組織力が自民党を助けている。公明党の政治家は政権にいてメリットがあるだろうけど、創価学会の人たちにはメリットがあるんだろうか。
帰り道にかかった。約10名の人が並んで待っている。バスを待っている。暗い雰囲気である。しかしここは停留所ではない。IHI(石川島播磨重工)のバスが迎えに来るのである。
IHI自身は巨大会社であるが、相馬事業所はそんなに従業員はいないだろう。お互い顔見知のはずと思う。会社での部署は違っても、少なくとも毎朝同じメンバーがここで待つのだろう。顔見知りのはずである。しかし、お互い話をしている姿を見たことがない。孤立してスマホを見るか、ぼんやりと立っている。IHIがブラックとは言わない。しかしなぜこう暗いのか、いつも疑問に思う。俺の思い過ごしか。いや、と考える。仕事に行く前ってこんなに憂鬱だったっけ?もう非正規労働を離れて5年、正規労働から10年もたつ。忘れちまった。俺もきっとこんなに雰囲気暗かったんだろうな。今は気楽な散歩をしている俺としては、少し心が痛むよ。
安倍首相の自民党宣伝ポスターが貼ってある。「日本の明日を拓く」とあった。おいおい、6年半も政権を担って、絶対多数をもっていて(立法・行政を支配して)これまで拓いてこなかったのかい?
そうなのだと思う。拓いてこなかったのだ。もてはやされたアベノミクス。日銀に金利を下げさせ、国債を日銀に買わせて、お金を大量に市場に出回らせてインフレを起こし、インフレ故お金を国民が使い、お金を使う→物・サービスの需要が増大→経済の好循環が生まれるという政策。しかしインフレは起こらず、経済の好循環は起きず、国債発行残高は増えた。アベノミクスは大失敗なのだ。国民は懐を締め、今回の年金問題でもわかるように、将来の生活に多大の不安を感じている。6年半拓けなった自民党にこれから拓くことを期待し投票せよ、ってかい。
「外交の安倍」という言葉があるそうだけれど、どこかの国と何か良い方向に変わったろうか。米朝の歩み寄りは安倍外交の成果でないし、これはむしろ「日本の蚊帳の外」を際立たせたし、日露では、妥協した2島返還だってあやうくした。日韓はご覧の通りである。日朝では北が相手にしてくれないし。あれほど接待したトランプには「選挙後には厳しくいくぞ」だし、「安保条約だって分からんぞ、もっと金を出せ」といわれるし。中国が歩み寄りを見せるといっても、米国対策で接近だろうし、第一中国はこの時期も領海侵犯を繰り返している。まあ良好な関係であったイランにも米国追従のため肘鉄を食らい、世界の笑いものになったし、今度は米国主導の有志連合でホルムズ海峡に自衛隊派遣ということになるかも。いったい安倍外交の成果なんてどこにあるのかい。
明日の日本の未来は、もはや自民党では拓けないのだと思う。拓けないどころか維持だってできないのだろう。借金増やすしか能がないんだもの。おっと、その借金で金持ちのお金を増やすことは出来たらしい。まあ、国政選挙で勝ち続け、今回も過半数を維持するんだろうから、一般国民をだますテクニックには長けているとはいえる。そういう意味では才能がある。
帰り道小学生たちと一緒になった。ずいぶん遠くから通学する。小学校3年生だそうだ。ふと疑問に思って「英語ってやってるの?」と聞いた。「やってる」「何か知ってる英語あるの」「まいねーむいず」と答える。「アッポー」なんても言ってた。
どうも英語の発音が英語らしくない感じを受けた。俺と同じ程度に英語らしくない。「マイネームイズ」とは言わないとも聞いたが、どうなんだろうか。この子たちは、さっきのIHIの人たちと違い明るい。いつまでもこんなに元気に明るくあってほしい。
この子たちも大きくなればさっきのIHIの人のように暗い顔でバスを待つのだろうか。
この子たちも若者となった時、「変わらなくていいから今の政治でいい」「貧乏なのは自分の責任故今の政治でいい」「政治には期待できないので今の政治でいい」「人が苦しむのはその人の責任なので今の政治でいい」「会社の言うなりなのは仕方ないので今の政治でいい」「米国の言うなりなのは仕方ないので、今の政治でいい」「俺一人投票してもしなくとも何も変わらないから今の政治でいい」「いくら悪いことをやっても、
長く政治をやってられるのはそれだけの能力があるからだろう、今の政治でいい」なんて思うんだろうか。
米国提唱の「ホルムズ海峡有志連合」が気になる。かつては憲法を盾に断れた。今は断りにくい。安保法制の重要影響事態法や国際平和支援法があるからだ。まして「トランプお殿様ー」外交の安倍政権、断れないだろう。米国とイランの軍事衝突の場合、自衛隊がホルムズ海峡に派遣される可能性がある。それは敵を作るし、武力解決の方向へ足を踏み入れる。米国はあのイラク同様石油利権狙いなんじゃないか。
イランの核が悪い?笑わせるなよ、核一番持ってるどこだい。米国だろ。米国はイスラエルの核は認めてるよ。英仏中露の核も認めている。それって自分や自分たち(核保有国)の利益だろ。核で発言権を強くしてるだけだろ。「自分持ってて他は持つな」なんて変だろ。だからうさん臭いんだよ。
今朝は、しとしと冷たい雨が降っている。(ゆえに農作業もせず散歩もせずこのブログを書いている)寒い(夏?)である。第1回目のきうりは病気でほぼ全滅だ。トマト・ナスも元気がない。スイカは6株のうち3株しか生育してない。低温と日照不足のせいだ。早く太陽がほしい。