10月25日夜9時、お城の内堀があふれ、我が家は再び床下浸水した。
午後10時、強い風雨の中、そして水が道路を流れる中、車を三台移動した。疎開先は近くの、より高い友人宅の庭である。時間的にはほんのちょっとなのに、びしょぬれになった。道路は、くるぶしを超える深さに浸水し、逆流していた。
前回の台風19号の時は、雨の降る前に車を避難させたが、今回は失敗した。なぜ失敗したかというと、NHK天気予報の時間降水量を信じたためである。
午後ずっと、天気予報の時間降水量の最高値は、16ミリであった。午後7時でも最高値は24ミリである。ところが午後8時の予報は、まったく突然、なんと56ミリに変わった。そして間もなく豪雨。
おいおい、天気予報って、今降っている雨量を見て出しているんじゃないだろうな。(笑)それじゃ予報じゃなく、現況報告でしょ(笑)。
台風19号の時、最大時間降水量が30ミリ台であったので、今回の16ミリを見て「堀は溢れない」と判断した。故に車は動かさなかった。油断であった。
確かにアメダスのレーダーを見ると強い降雨域が次々かかる状態であった。これを見て、もっと降る可能性も考えるべきであった。NHKの天気予報の16ミリ予想だけを信じたのが悪かった。数字は信用しやすいが間違いも多いという一事例となった。
豪雨は約3時間続き、午前11時過ぎ、あと10センチか15センチで床上浸水になるというところで、雨脚は弱まった。危ない所であった。
結局相馬市では、今回の台風21号くずれで、死者1名、行方不明者1名を出してしまった。
昨日私は、物置の濡れた家具、運動具等を災害ごみ捨て場に軽トラックで運んだり、消石灰をご近所に配ったり(班長の仕事)と忙しく過ごした。今日もまだ物置は乾いていない。泥がないのが救いである。
相馬市に現在ハザードマップはない。改定の途中だったのだそうだ。
相馬市を流れる宇多川、小泉川、梅川、その他の小河川ごとの浸水地域が違う。詳しいハザードマップが必要である。
全くひと月の間に2回の床下浸水なんて!!これが床上浸水の人もいる。
しかし、
とにかく地球温暖化防止に、全世界の一人一人が一生懸命にならなきゃどうしようもない。