頸椎変形 長梅雨 兵器信仰

5月初旬から時々痛くなっていた、右の肩・腕の後ろ・肩甲骨の痛みが激しくなってきた。とうとう2週間前、整形外科を受診した。レントゲン写真を見て、先生曰「頸椎が変形して神経を圧迫している。これが原因だろう。年齢からみて往々にしてあることだ」

あーあ、また、加齢かよ。(高血圧・白内障・脳中心部灰白化・慢性胃炎に続き)

痛み止めの飲み薬と湿布と付属するリハビリでの治療を処方された。

ところがさっぱり痛みが止まらない。そこで、接骨院に通院。ここでは揉み治療と頸椎引っ張りの治療(首吊りみたいな治療)を受けた。現在まで、整形外科のリハビリ4回、接骨院通院2回。別の部位がいたくなったりして、良くなっているのか悪くなっているのか不明。気にすると常時痛い。故に常時、不愉快である。

 

当地の天候も不快である。昨日発表されたこの地方の、この一か月の日照時間は、平年の33%とか。近頃お日様を見ていない。「今後も10日ほど続く、農作物に注意」とか言っていたが、注意と言われても、その手立てがない。影響はもう出ている。一本180円で買った5本のスイカの苗についているスイカが、合計(笑)一つ!である。すでに、2つの苗は消えた。ブロッコリー4本は立ち腐れ。トマト・ナスも極めて悪い。早くお日様が欲しい。

 

昨日は、地元のスタンデイングに参加してきた。なんと9名も参加した。一時期に比べてずいぶん増えた。(少ないときでは、二人で立っていたこともあった)5年前安保法制反対で盛り上がったころと同じぐらいになっている。元気が出る数字である。ただし、プラカードを持つのがつらい。

 

そのスタンデイングで、原発事故被害「生業を返せ」訴訟(原告数最大の訴訟)の仙台高裁判決が、9月という情報を得た。

 

裁判官諸君、国・東電・原発村(原発利益共同体)に忖度なく、公正な判決をしてほしい

 

チェルノブイリ事故後、福島県浜通りの地元住民が、福島原発差し止め訴訟(危険ゆえ原発の運転を止めてくれ)を門前払いしたのが、諸君の先輩=仙台高裁裁判官だということを忘れるな。その結果(彼等ばかりが原因じゃないけど)、こうなった。お金で言えば、最低でも20兆円の損失である。それ、最終的には現在・将来の国民全員の負担なんだぞ。

 

 

今日の朝日新聞のトップは、「森友公文書改竄についての国家賠償訴訟」が、明日から始まるという記事である。自殺した近畿財務局職員赤木俊夫さんの奥さんが起こした訴訟である。

 

政権に忖度することなく、赤木夫妻の無念を晴らす公正な裁判をしてほしい。誰が赤木氏を自殺に追い込んだのかを明らかにしてほしい。佐川氏も最後のチャンスだ、出廷し正直に言ってほしい。自分が改竄を指示したことを、そうして、どうしてそうしたかを。国会での君の答弁は、見苦しかった。醜悪であった.。まだ取り返すチャンスはある。「桜を見る会」でも訴訟を起こした人達がいる。

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この政権の諸悪を、コロナ禍騒ぎの中でも忘れてはいけないと思う。

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娘がとっていた「アルキメデスの大戦」という映画を見た。娘は、主演の菅田将輝

 のファン故、とっておいたらしい。

2019年作品。ヒットしたかどうか知らない。

時は1933年(昭和8年)。大日本帝国国際連盟を脱退した年である。

その後の帝国海軍強化方針について、艦隊決戦派(戦艦を強化すべき)と航空戦力強化派(航空母艦を強化すべき)の対立を背景に、菅田演ずる天才数学者が、その才能で、戦艦強化派を論破したけれど、結局戦艦強化(大和建造)を認めたという話である。

映画の感想を述べる。

(1)天才数学者(まだ帝大生)が、快刀乱麻の活躍をするのが痛快である。将棋の高校生棋士藤井君を思わせる。数学苦手の私にはわからない世界だけど、あの数式は実にうさん臭い。数式は、いろいろを物語るだろうけど、鉄の総量のみで軍艦の価格が決められるか怪しい。あのグラフを方程式で表せるか。嘘くさい。鉄の値段も変わるだろう。現代のコンピュータの性能をもってしても、豪雨の予測が難しいことを考えれば歴然。第一、いくら天才とはいえ、素人が戦艦ヤマトの設計図を一人でしかも数日で作るなんてできるはずがない。

まあ、愉快なおとぎ話ではある。

(2)天才数学者に敗れた平山造船中将の言い分は、後付けでむりがある。彼は言う。帝国日本の敗戦、その後の日本国の立ち直りを期待しての、戦艦大和の建造という。不沈戦艦が沈むことによる国民の覚醒なんて作りすぎだ。結果からの作りすぎ。あほくさい。

「不沈戦艦がある故負けないので、国民が戦争を望む」というのも、矛盾である。なぜなら、戦艦大和の存在は、国民には(勿論敵国にも)絶対秘密のことだからである。

但し、軍中枢には、ゼロ戦と大和の存在を過信して、対米英戦争を決断したものがいたのは事実と思う。

兵器や戦略(山本五十六の先制パンチによる短期決戦構想)で、国家の行き方を決めるのは、間違いである。

兵器オタクが国家の指導者というのはまずい。安倍後の首相に、石破という声もあるが、危険と思う。彼は、兵器オタクである。

(3)天才数学者が結局戦艦大和の建造に賛成することは、ありうると思う。彼も大和の機能美に惹かれることをありうると思う。私も中高時代、軍艦おたくであった。私も大和の機能美を美しく思うから。大和は、今でも美しいと思う。しかしそれは非合理的なものである。判断の根拠にしてはいけない。すべては合理的判断に依拠して決定すべきである。

(4)イージスアショアを断念した後の、敵基地攻撃手段を欲しいという輩は、武器オタクであり、彼らの子供じみた欲求は、危険である。排除すべきである。物事は合理的に判断すべきである。

(5)小説や映画の作りごとにいろいろケチをつけるのは、あほで、純粋に楽しめばよいとは思う。しかし、本気にするあほもいるので、気を付けるべきと思った。

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あー、肩が痛い。パソコンに向かっての作業もまた、肩・腕・肩甲骨の痛みを促進する。

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