幾世代かの戦争ありました。
赤どす黒い戦争ありまして(中也のまね)
日本に青空見えた時(映画「日本の青空」)
死にそこなった皇軍兵士と生き残った女たち。
男と女は、己の生を確かめようと、子作りせっせ、せっせのせ。
これが僕らの由来です。
生ましめられた僕たちは、そのあと大変、生きるの大ごと。
昭和24年生まれの学年で、同年この世に飛び出した270万の子供たち
どこへ行ってもイモ洗い。押し合いへし合い競争で
高校なんぞは、クラス55名!人の椅子を飛び越え教室出入り、
どこへ行っても競争で、
上の団塊エネ余り過ぎ、無駄に暴れて驚天動地、
なんと東大・教育大(現筑波大)入試中止、痛い目こいた、24年組。
その後の僕らは、息もつけぬ働きバチ。馬車馬の如、鞭当てられて疾走す。
低賃金で長時間労働。週6日のご出勤。下手すりゃ月月火水木金金、旧海軍の亡霊かい。・・・やっと戦争勝ちました。親父・爺様のかたきとったぞ。40年間世界二位。なんのことかと尋ねておくれ。勿論GDPの国際比較(えへん)。
僕らは高度成長のいしずえで、出世競争にさらされて、無我夢中で走りぬけ。
それでも結婚、子作り励み、第二の団塊作りました。
ああそれから僕たちは、バブル崩壊、リーマンショック。失われた30年の主役を演じ。
今や我々団塊は、
日本喪失の主因と目され、
無駄飯喰いと非難され、早く消えよといじめられ、社会保障の重しと言われ、
厄介おんつぁま、くそ爺婆。(どっか、少しおかしくないかい)
自業自得というなかれ、それは、やがて君たちにも。
おいおい、しかし喧嘩は止そう。
立ち止まって、少し考えよう。
われら団塊も様々で、大金持ちも貧困老人もおり
君たち年下の者たちも、大金持ちも貧困組もいて、
貧困老人・貧困組も大方みんなは一生懸命、それでも貧乏神は付きまとう。
大金持ちも、大方は一生懸命、それでも貧乏組より楽していよう。
この世に生まれる努力だけで、楽ちん生活のご仁もいらっしゃる。
それでもこれは言えると思う。
世代間の争いで、世代内格差、忘れるな。