昨夜は、本を読んで夜更かし。11時就寝。それでも加齢のかなしさよ、4時に目が覚める。本を読んで時間つぶし、6時30分明るくなり始める。散歩に出る。風が強く寒い。宇多川土手でストレッチをしてた時、南の空、左から右へ流れ星が流れた。もう明るいのに流れ星だよ。結構大きな小惑星なんだろうな。いいものを見た。
しかし、どうもこの流れ星、気分的には兇星だ。うーん、辺野古埋め立て強行、自民の裏金犯罪、能登地震、志賀原発事故、麻生の台湾応援戦争発言、大河原化工捏造事件等々、良くない出来事が影響してるかなあ。
帰って朝食を食べて、孫を幼稚園に送りだした後、なんとなくTVを見てると、例の自民党の裏金作り、一人の逮捕者でおしまい、という情報。ほんとかい。そりゃないだろう。4000万円だろうが数百万円だろうが、法律違反だろう。それを見逃すのかい?どうもおかしいなあ。派閥幹部は、お目こぼし?おいおい、悪者を懲らしめるため検察官になったんだろ。
検察頑張れ!国民が応援してるよ。
検察官じゃない国民の皆さま、かなり近くなった総選挙で、少なくとも裏金を懐に入れた連中を落とそうよ。野党に投票すればいい。棄権は、裏金つくり認めてることになるよ。法律違反を認めてることになるよ。
で、このところ読んだ本の備忘録。
和田秀樹「70代で死ぬ人、80代でも元気な人」
→著者の別な本と似た話。印象に残った話「一日を自分の思い通りに生きていけるのは人生の理想。それは、どんなに元気でも若いころにはできなかったこと。それが高齢期で出来る。高齢期こそ、即ち人生のピークだ」(原文通りではない)
昭和陸海軍の失敗(半藤一利、秦郁彦、保阪正康、黒野耐。戸髙一成ほか数名)
→「文芸春秋」主催の座談会収録。有名な日本陸海軍の将軍たちについての批評会。
→組織論・人柄・教育論等視点が様々であり、有名軍人のエピソードもあり興味深い。
→私の主要関心事は将来の戦争防止である。その手掛かりとしての歴史=アジア太平洋戦争はなぜ起こったか=防止できなかったか、についてのヒントにはならなかった。
小杉健治「残り火」(小説)
→一気に読まされた。最後にあかされる真相にはびっくり。
→痴漢の冤罪で自殺した息子の為、その親が殺人を犯すとか、有能な弁護士が妻の死でダメになるなど、無理筋が多い。
→それでも読まされるのは、小杉の人間や社会を見る目の温かさだろうか。
横山秀夫「第3の時効」(小説)
→これが、めっちゃくちゃ面白い。さすが横山秀夫。事件も面白いが、刑事連中の人物が面白い。この刑事連中が、手柄競争の一方、協力もする。犯人連中も面白いね。続編もあるとか、チャンスがあったら読んでみよう。上の「残り火」より3倍面白い。