今朝起きて我が家のポストを見たらこんなチラシが入っていた。
全国一斉デモ
財務省解体in仙台宮城 4月13日(日)午後1時から3時 東北財務局前
日本人が絶対忘れてはいけないこと
消えた年金537億円
消えた自賠責保険6000億円
消えたコロナ予備費11兆円
消えた二階の裏金50億円
消えた消費税23兆円
消えた特別会計400兆円
このチラシ見て思ったのは、
疑問の数々である。
これらの数値の根拠は?消費税23兆円とか特別会計400兆円なんてほんと?消えてどこに行ったの?それって財務省がやったこと?財務省ってそんな力あるの?
主催がどこか、だれか?(書いてない)財務省を解体してどうするのか?なくていいの?
年金は厚生労働省の問題では、しかもいつの話だ?
コロナ予備費11兆が消えたなんてほんと?それって財務省の問題?
自賠責保険が6000億も消えたってホント?しかもこれって財務省管轄なの?
二階の裏金って財務省関係するのか?
フェイクじゃないのか。
かつて、大学で財政学の教授の言った言葉を思い出す。
「日本を動かしているのは大蔵省(今の財務省)の主計官だ。各省から出された予算を斜めに見てカットするんだ。君らも日本を動かしたかったら、国家公務員上級試験でいい成績を取って、主計官になれ」
少数の主計官が動かすのも問題だろうけど、今は財務省官僚にも日本を動かすなんて力はないんだろう。コロナ禍のころ鶴の一声でマスクを配ったなんて見ると、首相官邸が動かすことが多いのではないか。
経営団体・労働団体・農業団体・医療団体・自治体など自分たちの利益を追求する諸団体が、政治家を動かし、各省の予算に反映させて予算要求を出す。それはもちろんぶつかり合う。だから、限られた予算をどう配分するか、これを調整する仕事は必要だ。それが財務省だろう。
このチラシを作った人は、財務省を解体して、調整もしないで野放図に、予算を組めというのか?
予算には裏付けがいる。それは税金だ。ところが政治家は、税金をより多く取ることを嫌う。国民が嫌うからだ。その結果、足りない分を借金(国債)で補う。
このチラシを作った人は、どんどん借金せよというのか。無責任と思う。
1980年に100兆円にもならなかった国債残高が、2000年には、400兆円弱に増え、今や1200兆円(訂正1100兆円)である。借金は返さねばならぬ。返せなくなったら、国家破産や超インフレが起きる。
こんなに借金をどんどん増やしても、経済成長がはかばかしくないのだから、税収も増えぬだろう。ゆえに借金がさらに増える。借金はいつかは誰かがどんな形でか、返さねばならぬ。だれが返すか。どんどん人数が少なくなる世代である。無責任極まる。
チラシの主張と違い、日本人が絶対忘れていけないのは、
1200兆円の国債残高(1100兆円)
激減する日本の人口
だと思う。
このチラシ、だれが作って誰が配ったのか、ご近所のポストにも入っていた。
このチラシ、自分の不満を、悪者に仕立てた財務省にぶつけている感じがする。
何かあるいはだれかを悪者を仕立てて攻撃し、欲求不満・不安を解消する。これって、ナチスのユダヤに対する態度と同じ匂いがする。
このチラシ、フェイクで人を動かそうとしている。
どうにも不気味なチラシである。