筆に任せて

冬枯れの中に宝石をみた

夜勤明けの重い頭を抱えて、山里を登った。重い原因は、寝不足ばかりじゃない。どうにもならぬ理不尽さ。「イスラム国」という犯罪者集団。どうしようもない悲哀。安倍晋三日本国内閣総理大臣。それを選ぶ日本国民。山は冬枯れである。木々は葉を落とし、悄…

原発訴訟に参加して

今日(20日)福島市で原発訴訟の集会に、原告として参加してきた。 じゃんけんで負けて、傍聴はできなかったが、少々のデモ?行進と傍聴する人へ声援を送ってきた。原発訴訟は数多くあるが、私の参加しているのは、「生業(なりわい)を返せ、地域を返せ福…

嫌韓・嫌中・反日とサザン

昨日の朝日新聞で、大晦日の紅白にサザンオールスターズが出ており、彼らの歌「ピースとハイライト」がネット上で話題になっていると出ていた。(ひどい文章だなあ)俺は、散歩と一年の反省書きとおせち料理(と言っても、松風焼きと焼き豚作りとその他の詰…

新春恒例の新聞社説読み比べ

私の元旦の習慣は、主要紙の社説を読むことだ。今年も早朝駅に行き、読売・毎日・日経 ・福島民報を買ってきた。購読している朝日とで5紙となる。毎年は、手書きの日記(5年用メモ欄)に要点・感想を書いているが、今年はブログに載せよう。(1)読売 <…

「禁じられた遊び」を見て

近頃古い映画を見ています。 暑くて、早朝の農作業とDVDで過ごしています。(仕事以外では) 本は、暑くてなかなか読むことが難しいです。40数年ぶりで、映画「禁じられた遊び」を見ました。 映像は鮮明でしたが、イエペスのギターは、音が割れていまし…

集団的自衛権行使に反対する長歌

202X年弔砲轟き 静々と 国旗に包まれ 若者は 機雷除去から 帰り来ぬ イランと戦い 帰り来ぬ 戦闘現場にゃ 行かぬはず 一体どうした 何故なのだ お金や栄誉を もらっても 若い人生 もどりゃせぬ日本は違うと 思ってた イスラムの人 思ってた 一体どうした 何…

私の夢は

私の夢は、ハゼ釣りだ。 「おとうさん、えさつけて」 「わあ、釣れた、釣れたあー」 その昔、遠い出来事。楽しかった。私の夢は、カレイ釣りだ。 浜風にふかれ、竿がしなり、ああ磯の香り。 気持ちよかったなあ。私の夢は、ハゼ釣りだ。 背びらき、塩振り、…

学生は何故騒がないんだろうー安保闘争ー

昨晩古い友人から電話が来た。20代前半、初めての職場で出あった友人である。付き合いは、それからもう40年になる。彼曰く「毎朝、朝日新聞を見ていて頭にくる。例の集団的自衛権のことだ。なんなんだい、どうにもならないのかね、集団的自衛権なんて憲法違…

うーん、哀しいなあ、しかし頑張ろう。

金目とは、どういう言葉だろう。余り聞いたことないな。少なくとも座りの良い日本語じゃない感じがする。石原環境大臣は普通に使ってるんだろうか。俺は使わない。普通に使う言葉なんだろうか。「金目当て」と言う言葉はよく聞く。その略ではまさかあるまい…

馬鹿にするな。米国よ、安部政権よ。

昨日から同級会で飯坂温泉の大鳥荘泊。久しぶりの震度4の地震で朝早く目を覚ました。エレベーターが使えなくなったので、階段を下りてフロントは行った。朝日新聞トップ記事を見て、地震以上にびっくりした。「米艦で邦人救出」米拒む、と言う記事だ。集団的…

「みかんの花咲く丘」について思う。明るさと哀しみと

前のブログで理屈をこねたので、お口直しに自分の好きな童謡「みかんの花咲く丘」について書きます。実はこれは、地元の9条の会の機関紙に書いたことなんです。 今地元の9条の会は休止状態です。私もその一員として何とかしなければと思っているのですが、仕…

「これから戦死する人はないもの」

これは、映画「二十四の瞳」の大石先生の言葉です。 昭和20年8月15日の夜の、大石先生(この当時は先生を辞めていました)とその長男大吉の会話です。天皇の終戦の玉音放送を聴いて元気のない大吉との会話です。母(大石先生):「どうしたん。これからは子ど…

まだこんなことやっているのか?

2年前93才でなくなった母は、政治には関心がない人でした。と言うより、貧乏な我が家で、日雇いの土方で稼ぎ、畑も作り、家事もやった人でしたので、世の大きな動きに関心を持てなかったのも当然と思います。その母が、ある時言った言葉が「まだこんなこ…

律儀の美しさー「黒書院の六兵衛」

浅田次郎「黒書院の六兵衛」を読んで思ったのは、律儀と言う言葉でした。江戸無血開城の時、的矢六兵衛という旗本がただ一人、状況がどうなろうと、誰に何と言われようと、かれ本来の将軍護衛の任務を尽くして一言もしゃべらず、頑として江戸城内詰所から動…

最上川で鼻血ぶー談義

妻と二人で、一泊二日の旅行に言って来ました。1日目: (予定)自宅→肘折温泉→最上川舟下り→湯野浜温泉 (実際)自宅→最上川舟下り→幻想の森→(酒田)本間家旧邸→庄内空港→湯野浜温泉 2日目:湯野浜温泉→致道博物館→湯殿山参拝→月山湖噴水→自宅今回は、建て…

2・26事件よりも阿部定事件

一人ひとりは、世界や日本の動きにどれだけかかわれるのだろう。いやそれ以前に、ある出来事の本質をどれだけ認識出来るのだろう。色川大吉「ある昭和史ー自分史の試み」を再読して、こう思った。>昭和11年(1936年)は、私(小6)にとっては、2・26事件よ…

そりゃー絶対変だぜ、吉田調書。

福島原発事故の政府事故調の吉田調書の内容が朝日新聞により明るみに出た。所長命令に反して多くの東電当事者が退避していたこと、相馬郡地方が250ミリ(マイクロじゃない!)の被曝をするというドライベントを準備したこと等とんでもないことが明白になった…

こんなに日本って元気だったっけ

今日5月5日、夫婦で宮城県名取のエアリで映画を見てきました。見ようと思ったのは「アナと雪の女王」なのですが、14時30分からの上映は完売でした。 12時20分ごろついたのですが。そこで、「相棒」か「テルマエロマエ」かということになりました。残った…

散る桜に思うこと

今年もまた、桜の花が散る季節となってしまいました。「おや、なんで花びらが」と思うような街の中に花びらが舞っています。自宅の窓からは、10本前後の桜の木が見えます。風が吹くたびに、花びらが斜めに散り、真横に流れます。鳥がとまっても、花びらがこ…

船岡城址公園の桜を見てきました。

今日の午後妻と二人で、船岡の桜を見に行きました。宮城県柴田町にあります。まだ満開じゃないと言う情報は得ていたのですが、満開の時より人出が少ないのではと 思い行きました。現地に行きますと、人出はかなりありました。1キロくらい手前に車を止め歩い…

満開の桜に思ったこと

馬陵城址(福島県相馬市)の桜も満開です。年度末、年度初めの時期で仕事上の悩みの多い日々を過ごしています。傍から見ればそんなつまらぬことと言われそうなことなんです。人間が小さいため、悩みます。「この悩み頭から取り出して、もじゃくって、ぶん投…

曇らせてなるものか!!

またまた映画「二十四の瞳」見てしまいました。この映画は、1954年(昭和29年)制作です。この1954年は、戦後の歴史の大きな変化を象徴する年でした。と言うのは、自衛隊発足の年だからです。自衛隊は、朝鮮戦争時GHQの指令で1950年警察予備隊として発足…

特攻隊「震洋」について思う(1)

近頃、島尾敏雄著「震洋発進」(潮出版社、昭和62年)と木村禮子編集「海軍水上特攻隊震洋」(元就出版社、平成16年)を読んだ。 どちらも義父から借りた本である。以下はこの2著を読んで思ったことである。震洋とは、太平洋戦争末期の特攻兵器である。全長…

わが隣組の高齢化

わが隣組も少子高齢化が進んでいる。現在、13軒で65歳以上15人、18歳以上64歳まで10人、17歳以下5人である。一人で1.5人の高齢者を扶養するという状態である。あと10年後はどうなるんだろうか。今年は俺が隣組長で古い資料が手元にある。俺が10代のころ、5…

アベノミクスは、やはりだめなのかもートヨタのベースアップ

3回目の3月11日がきました。あの震災から3年たったわけです。数日前から、テレビや新聞では、東日本大震災の特集が目立ちます。3年前の地震・津波・原発事故は、あまりにも強烈で、タイムカプセルを開いたように眼前に思い浮かべることができます。多くの…

じじい部隊、頑張れ

NHK総合でいい番組を見た。大熊町のじじい部隊の話である大熊町とは、福島第一原発の立地自治体である。町の主要部分は放射線量が高いため、帰還困難区域になっている町である。その町の退職した職員が中心となって、じじい部隊を 編成した。その目標は、…

またくどいちゃった。

安倍さんの暴走をなげくブログを書いた後散歩に出ました。2週連続の大雪が大体消え、久しぶりの田んぼ道コースです。いつ以来だろう。風は冷たく、身に突きささるようです。けれど光は、春の輝き。もうすぐ春です。見渡す限り田畑に人はいません。 いつも思…

この人の暴走を誰か止めてください

この人とは、日本国内閣総理大臣安部普三氏です。安倍さんは、一昨年末の総選挙で勝って政権を作り、日銀を脅かし自分の仲間を総裁に送りこみました。そして日銀にお金をバンバン出させ、その結果円安・株高を起こしました。その効果で参院選も勝利し、国会…

都知事選

都知事選は、舛ぞえ氏の圧勝に終わった。この結果を自分がどう考えるかまとめておこうと思う。私は、安倍政権の安保政策・戦後憲法体制からの脱却に反対である。 その政策を止める一つとして舛ぞえ氏の落選に期待していた。なのにどうして当選したか。(1)…

「そう,先生、弱虫」と「鎧袖一触」

またまた映画「二十四の瞳」を見てしまいました。私の危機感がそうさせます。上の言葉は、小6の教え子たちと進路について話す場面の主人公大石先生の言葉です。男の子たちは、口々に軍人になりたいと言います。>大石先生「先生は、漁師や米屋の方がいいな…